レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

ここ五年ほど、自分の初釣りと言えば東京湾剣崎沖の「イシダイ五目」。
毎年、釣友のYさんが仕立ててくれるのです。

今回お世話になったのは、剣崎間口港の「育丸」さん。イシダイ五目の人気船宿。
晴れた日の剣崎は、朝日がとてもきれい。
ロッドはアルファソニックLG 82-185MH
フィールドスタッフ仲間のイリちゃん。朝から本命の一荷。さすがモッテる。
Oさんも一荷!
幹事のYさん。
クロダイも!
イサキもボチボチと。
グッドサイズ!

剣崎沖イシダイ五目の釣りはオキアミコマセの釣りなのですが、非常にアグレッシブな釣り。
船長から、例えば「35メートルから30メートル」と言ったタナの指示が出ます。
これは、最初にビシを35メートルに落として、30メートルまでコマセを振りながら上げて、という意味なのですが、この5メートルの間でコマセを振り、その間にアタリが出なければ回収。
コマセを振って、1メートル上げて・・・といった動作を5回繰り返すだけで1投が終わり。しかも、その5回の動作の間には「待ち」の時間はありません。それをひたすら繰り返します。

「1メートル上げて」というのがシャクリの誘いになるわけですが、基本的にはややゆっくりめに上げます。しかし、いつでもゆっくりというわけではなく、その場所、その時で誘いのスピードが異なります。そのスピードというか、リズムが合っていないとイシダイは喰ってきません!
当日、自分は全くそのリズムが合わず(良く言う ”手が合わない” ってやつですね・・・)、なんとラスト1時間くらいになるまでイシダイはゼロ! 自分の釣り座は左のオオドモだったのですが、右のオオドモも自分の隣も、もっと言えば自分以外の人はみんなイシダイを釣っているので決して釣り座のせいではないのです・・・。リズムが合っていないのだろうと思っていても、どうやって合わせていくのか、こういう時ってどんどん悪い方にハマっていく感じ・・・。
しかし、ヒントは身近にありました。
右のオオドモの人が2レンチャンで「電動で回収を始めたら喰いました! でもこれで釣れても、釣った気がしないっす」と。回収時、ということは船長の指示ダナの一番上で、スピードを上げたときにイシダイが喰ったわけ・・・だよね??? と思い、上げるスピードを速くしてみたら・・・やっとイシダイ! 喰ったタナはやはり指示ダナの一番上くらい。これはマグレではない! と思い込み、同じシャクリを続けたらラスト1時間でイシダイが3枚。苦労の結果、ハメました。いや~嬉しかったなぁ。

で、自分の釣果はこんな感じ。ずいぶん苦しみましたが、終わってみれば大満足。釣りたかった(食べたかった)沖のメジナも!
この日のメンバー。
船宿で出してくれたラーメンが美味しかった~。

てな感じで、とても良い初釣りでした。

【釣行データー】
釣行日:2024年1月6日
釣り船:育丸 神奈川県三浦市 剣崎間口港

ロッド:アルファソニックLG 82-185MH
リール:テイルウォーク エランSWデンドー150PH
ライン:PE1.5号(パワーアイWX8 マークド
仕掛け:全長3.5m吹き流し 2本針(幹糸・エダスともフロロ4号 針はグレ7号)
錘:80号 コマセカゴFL ストレートタイプのテンビン クッションゴム1.5㎜×50センチ 

そういえば、今年の新製品「アルファソニックタチウオ」の160MHや180MHって、この釣りに良さそう。来年試してみようっと。

レポート:フィールドモニター 川野誠

師走になると毎年行きたくなっちゃう可愛いくせに数釣りするのはなかなかムズいけど、とても美味しい魚『アマダイ』ちゃん。

今年はまぁまぁ好調な釣れっぷりを聞いていたので、残り少ない年末の慌ただしい中、お正月の卓上を彩るデカアマ捕獲に鼻息荒く葉山芝崎『五エム丸』に伺ってきました。

気合いを入れて2番手の開店受付で右舷ミヨシをゲットすることができルンルン気分で漁港へ向かうも大型ジャンボ1号船たかし船長から開口一番『昨日は厳しかったから今日のプラン悩んでるんだよね〜』
なんとか一本だけでも〜(笑)と、お願いして片舷7名づつのアマダイマニアと共に定刻に出船。

航程15分ほど最初のポイント75mから次第に深くなっていきますアナウンスでスタート。シロアマダイも狙えるポイントとのことでワクワク!!
自作2m仕掛けで始めますが大潮のわりには潮の流れがほぼない感じ…

着底5回ほど小突いて1m底を切りしばらく待ち更にもう1m上げてからゆっくり下げる基本な誘いを3回繰り返して回収すると先針のオキアミに砂泥がしっかりと…どうやら底潮も効いてないみたいと判断してやや短めの自作仕掛けに即チェンジして再投入。

餌が底を擦り過ぎないようなイメージで着底後すぐ高めのタナからじわじわ落とす作戦に変更すると『クンっ』とアルファソニックLG82 185MHのチタントップ穂先に明確なアタリ!!
慎重に手巻きながらゆっくり電動スイッチでアマダイ特有の首振りの反応♫

途中も激しめにツッコむ引きにまぁまぁのサイズを期待して水面に姿を表したのはあと1cmあれば〜な39cmマッチョな美味しそう魚体!!

一流し目で船長からもグーサインもらって作戦大成功〜。

次の流しでも立て続けに食べごろサイズもゲットで松笠揚げも食べれま〜す。が甘くないのがアマダイ釣り…この後はゲストのアタリもほぼなく船長アチコチ移動してくれますが昼過ぎまで追加は一本…

ようやく午後に潮が効いてきて仲間がアカボラ釣った辺からゲスト&本命がポツポツ顔を出してラスト一流しに36cmをゲットし六本で次頭沖上がり。

昆布締めと真空パックで年明けまでオヤスミしてもらって元旦から家族に大好評なアマダイ料理をいただけました~♫

この冬も40cmオーバーからゴーマル狙いでアマダイ通っちゃいますよ!

竿:アルファソニックLG 82- 185MH
リール:小型電動
PEライン1.5号
自作仕掛け

釣り船:五エム丸 神奈川県 葉山芝崎港

レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、年は明けましたが、昨年の釣り納めレポートです。
毎年12月30日、自分は仲間たちと船を仕立てて釣り納めをします。
昨年は、葉山あぶずりの秀吉丸さんで「ヒラメ~アマダイリレー」を楽しんできました。

天気はまあまあ。三浦半島から日が昇ります。

最初はヒラメから。今回使用したのはKaijinライトヒラメ210/FSL。錘は60号(PE1.5号)。
リールはテイルウォーク・エランワイドパワー71BR。水深は30m台がメインなので手巻きにしました。
この葉山近辺では、外房同様に船で用意してくれる活きイワシを使えます。
最初は出船してわりとすぐの近場から。
なかなか根がきついところもあるので、孫針はシングルフックとして背中側にセット。根がきついところで、孫針をトリプルフックにして腹側にセットすると根掛かりが増えてやりにくいのです。
※エランワイドパワーの現行モデルは「エランワイドパワーⅡ」です

イワシ餌でのヒラメ釣りに初チャレンジのOさん、見事に初ヒラメ!
自分もキャッチ!
やったぜ! 良型オオモンハタ。これが美味しいんですよね~~

前半のヒラメ釣りの部では、船中でヒラメ10枚くらい、他にコチ、ハタとなかなかの好成績。
そして後半はアマダイへ。

リレーの後半はアマダイ。自分もちゃんと釣りましたよ! 47センチ!

アマダイタックルはアルファソニックLG82-185MHエランSWデンドー、PE1.5号で錘60号。自分の場合、アマダイ・テンビンタチウオ・タチウオテンヤ・イシダイ五目でアルファソニックLGを使っています。軽量のうえ短めのモデルなので操作性が良く、チタントップによる感度が最高。82調子ですが魚がかかると程よく曲がる。手前ミソですが非常に良いロッドです。大のお気に入り。


上の図が今回使用したアマダイ仕掛け。自分が作った図なのでヘタクソですみません・・・。
よ~く見ていただくと、ハリスの全長が250センチになっていることが分かると思います。
そして、テンビンと錘の間に50センチのラインがあります。

通常、相模湾アマダイの一般的な仕掛けは200センチです。その仕掛けで底を小突き、錘を1メートルほど上げるというのがセオリー。錘を上げる高さは、潮が早ければ50センチ(仕掛けが横にたなびくから)、緩ければ1.5m(仕掛けが垂れ下がるから)と高めにすることもある、といった感じで、特に潮の状況を意識して変えていきます。

今回、自分が上のような仕掛けにしたのは、ハリスが長い=自然な感じで餌が漂う=喰い渋りに効く、という考えです。しかし、長くした分、仕掛けが底に着いてしまいやすくなるため、錘の上に50センチのラインを付けて、通常の200センチ仕掛けと同じように扱えるようにしているわけです。
通常の200センチの仕掛けで、この仕組みを用いて錘の上のラインを100センチとすると、底を小突きつつ仕掛けは底よりも上のタナにしておくこともできます。ちなみに、自分はこの仕組みのことを「オモリに下駄を履かせる」と言っています。
理論的にはここのラインをもっと長くして「下駄を履かす」ことが可能ですが(=仕掛けを長くすることができる)、この仕組みは投入・取り込み時に多少の慣れが必要で「下駄」が高くなるほど扱いにくくなります。
自分はここ2年ほどこの仕組みを試してきていますが、アマダイの喰いがいい時は「下駄無し」で通常の200センチ仕掛けのほうが良いと思います。

この日は、後輩の居酒屋に釣った魚を持ち込んで忘年会。写真はヒラメのお造り。さすがプロが作ると違いますね!

今回、自分たちはヒラメ~アマダイリレーでしたが、今回お世話になった秀吉丸さんでは、乗合で「タイ五目&アマダイ」リレー船もやっています。タイ五目も、美味しい魚が色いろ釣れるので楽しいですよ。機会があれば、ぜひ行ってみてください。

【タックル】
ロッド① Kaijin ライトヒラメ210/FSL
ロッド② アルファソニックLG 82-185MH
ロッド③ Kaijin 落し込み 73-205 Light
※Kaijin 落し込み 73-205 Lightは、友人に使ってもらうために用意していきました。ヒラメとアマダイともに無理なくこなせていて、今回のリレーにとても良かったですよ!

釣り船:秀吉丸 (ひできちまる) 神奈川県 葉山あぶずり港

レポート:フィールドモニター 川野誠

『オレ春からずっと釣りに行きたかったのに〜部活ばっかで〜やっと休みだから釣り行こうぜ〜あっ、でも夕方から友達とゲーセンだから午前アジね!』と息子氏からグイグイ感でアピールされちゃカワハギのキモチはグッと堪えて息子氏エスコートしなきゃですね(笑)

まぁ、自分でもLTアジご無沙汰だったし、なめろう&アジフライうんまいですもんね〜中ッパサイズのバリバリを期待して金沢漁港『進丸』正船長の舵で出船〜。

航程15分ほどの多少根が荒いポイントでスタート。祝日だけあって他船もたくさんのお客さん乗せて早々にポツポツ釣れ始まってて息子氏も久しぶりな割には自分でコマセ詰めて赤タンもチョコんと針刺して慣れた手つきでシャクり投入一発目から名竿『アルバトロスフラフラ165ML』がキレイなカーブを描いて小気味よく穂先にプルプル感でかわいいサイズですがダブルでゴキゲンスマイル♫


このロッドのように、まだ背の低い子供さんや小柄な女性に合う長さの竿って最近見かけなくなっちゃいましたよね…

リールは普段タコで使用してるエラン『オクトパスライト54L』ロープロでシングルハンドルのトルクあるコレが非力な子供でもグイグイ巻けてくるのが秀逸!!

息子氏は勝手にバリバリ連チャンさせてるので一安心でオイラも『ライトアジFT』に『ディーノ船』の初心者の方にもオススメな超お買い得セットでスタートしましてバリバリ(笑)

1時間半ほどでアタリが遠のいてきたのでハリスを1.5→1.2号に落としてその後すぐにパタっとアタリが無くなりもしかして今年かなり上がってる黒いアイツの襲来か?と思った瞬間あきらかにアジじゃない引き込み!!

針掛かりポイントが分からんのでのでハリス切れも覚悟しながらドラグ調整で慎重に上げて来たらゴーマルのねんなしクロダイ様〜

息子氏のキラキラした眼差しを感じ親のポジションキープすることが出来ました(笑)

なめろう&アジフライに南蛮漬け、クロダイ昆布締めとゴハンお代わりで大喜び平らげてました。

さすがに朝の冷え込みは厳しくなってきたので陽気のイイ日の午後アジにでも出掛けられるのが半日船の魅力!!小型でも美味しい金アジ是非ともであります。

竿・アルファタックル ライトアジFT
リール・ディーノ船
仕掛け・ビシ40号、PE1.5号、自作ハリス1.5号1.2号

レポート:フィールドスタッフ 二上あや

走水港の関義丸さんは、ビシアジで長年お世話になっていた船宿さんですが、来月から午前•午後船が無くなり、ショート船(7時15分〜13時)のみにに営業時間が変わるとの事で、最後の午前船に家族で釣りに出かけました。

7時15分出船し、15分程度でポイントへ到達。上からの棚取りで指示棚40メートル。本日は大潮。追加オモリ20号が配られ、130号ビシに20号を加え150号ビシを落としますが、なんと真横に仕掛けが落ちていきます。潮が早く、水が走るような様子から走水と言う地名が付いたと聞きますが、大潮は、更に潮早くやり辛い。

それでも棚下1メートルでコマセを振って、指示棚40メートルにピタリ合わせると、アタリ!!

無事、本命のアジ。

アジの活性は高いものの、激流といえるほど早い潮の為、みんなでお祭り騒ぎで、あたってもあたってもなかなか取り込みが難しい状況。

ロッドホルダーの位置をずらしたり、針数を減らしたりして、祭りを避けながらどうにか釣ってたのですが、9時を過ぎると潮がトロっと緩みます。やり易くはなったのですが、潮の緩みと共に魚の活性が落ちてしまいます。

トロ潮の時間には、反対弦でワラサ が、トモではオオニベが上がっています。

大型魚が幅を利かせて、アジがおとなしくなってたのかも知れません。

そこで、船長がポイントを移動。そこでは下からの棚取りに変わります。

指示棚は、下から3メートル。

海人ビシアジで、下から1メートルで1回コマセを振り、2メートルで2回コマセを振り、3メートルピッタリで待つ。

コマセを大きな幅で撒きたい時も、ほわっとしたソフトにコマセを撒きたい時も、どんな巻き方がその日合っているのか、海人ビシアジはどちらも思うようにコマセを撒く事が出来ます。コマセを撒きつつ、海中をイメージしていると、クンクンとアジのアタリ!!

型はやや落ちましたが、潮が朝より落ち着いて船下へ入る潮に変わり多点掛けも取り込め、数を追加出来ました。

気候の良い、秋のファミリーフィッシング、今後も楽しめそうです。

【釣行データー】
釣行日:2023年10月28日
釣り船:関義丸 (神奈川県横須賀市 走水港)
ロッド:海人ビシアジ170
リール:電動リール3000番

レポート:フィールドモニター 二上あや

アルファソニック・テンヤゲームで、ロックフィッシュを狙う動画撮影に同行させて頂きました。
なおちんさんこと井上直美さんが一緒です。
撮影当日は、良い凪にそよそよと涼しい風。ロックフィッシュ日和です。出船し、少し走るとすぐポイント。直リグにエビの尻尾を一節カットして付けます。

早速キャストし、リフトandフォールで誘います。アルファソニック・テンヤゲームの繊細な竿先の感覚で、根の位置を把握。駆け上がる根を見つけて、ネチネチと魚を探すとアタリが!! 針がかりしないので、もう一度落とすと再びアタリがあったので、間髪入れずに即合わせ。

竿がしなり、グングンと良い引きは、本命アカハタでした!!

隣で釣ってるなおちんさんは、アカハタテンヤゲームは初めてとのこと。なおちんさんは幅を大きくとったリフトandフォールで誘いますが、アタリがあまりなかったので、ボトム中心のネチネチ探りに変えると、すぐにアタリ! ビシっと合わせて竿がしなっています。さすが百戦錬磨のなおちんさん、開始まもなくアカハタを釣り上げてました。

私もコンコンと言うアタリを取って、合わせが決まった! 激しくグングンとする強い引きを、アルファソニック・テンヤゲームのバットの強さで受け止めて上げてくると、強面でカラフルなイラ!! 初めて見る姿に驚きです。

その後も数匹追加し、沖上がりとなりました。

ロックフィッシュは、成長も遅く、年間で10センチ程度しか成長しないそうです。食べきれない程釣れた時には、エア抜きしてから海に帰して大事に資源を守りたいと思います。

あ、みなさん、動画をお楽しみに!

【タックルデーター】
ロッド:アルファソニックテンヤゲーム220MH
リール:テイルウォーク スピーキー3500XGX

【釣り船】
有希丸(ゆうきまる) (千葉県南房総市 乙浜港)

レポート:フィールドモニター 川野誠

9月に入ってもまだまだ日中は夏の灼熱が続いてますが、着実に海の中は秋モードに移行しているようで、連日トップ50越えの寄りフグらしき数釣りが盛り上がってきたとの話を聞いて行ってきたのは金沢八景『野毛屋』。

横浜・金沢八景の野毛屋釣船店。湾フグマニアが集まる釣り船です。

名物健太郎船長の朝イチレクチャーに平日なのに満員の26名がウンウン頷きながら定刻に出船。

『朝イチから胴付きでやりますから準備しといてくださいね』

と自作の4本針仕掛けに配られたアルゼンチン赤海老を小さめにカットしてオモリ20号で投入開始を待ちます。

大貫沖の水深10mほど中潮まわりもかなり下げが強めで右舷胴の間だとかなりカッコミますが一投目からなかなかサイズの本命ショウサイフグがダブルで〜♫

実はこの日はトラブルで、いつも使うアルファソニック・フグゲームの代わりにサブで持ってきた今年の新製品『アルファソニックカワハギ166L』での実釣。

この日使ったのはアルファソニックカワハギ166L。胴突き仕掛けなので、カワハギ釣りと似通っている面があるので問題なし。

カットウではなく胴付きだし、まるでコッパのカワハギを釣るイメージでフワフワ誘い上げからのユックリとした下げでサワリ連発〜そのまま底まで連れてきて着底ゼロテンション〜気持ちマイナステンションでスイープに聞きアワセるとまたダブルと魚影は濃厚!!

その後も順調~~~

船長も『船中だれかしら釣れ続いてるから手返し良くやってね』

と皆さんお代わりエサをじゃんじゃん買い付けてポンポン連チャンは続くも、潮が下げきった頃にチャンスタイム終了。さらにサバフグの襲来でハリス切れ多発&本命のアタリ遠退き・・・その後は移動を繰り返して、ようやく上げ潮が効いてきてまた確変キタ〜と思ったらば

『かなりの数が出たので捌くのも時間掛かりますから早上がりしていきます』

とアナウンスでタイムアップ。

終わってみたら、ずいぶん大漁!

オニギリも食べずに釣りまくったカウンターは余裕の歳越え!
湾フグマニア垂涎の野毛屋竿頭ステッカーいただいちゃいました!!

野毛屋の竿頭ステッカー! 

帰港後に捌いてもらえるので、やはり帰宅してから楽チン〜これもフグの魅力ですよね。

唐揚げにしたらばアッとの間に子供達に食べ尽くされちゃったのでまた近々行かなきゃ。

皆さんも胴付きで数釣りが楽しめるうちに是非ともであります。

【タックル】
●ロッド:アルファソニックフグゲーム155/170 ←いつもはこっちですが・・
    アルファソニックカワハギ166L ← 今回はコチラです。
●リール:テイルウォーク バサル73L
●仕掛け 自作4本針(丸海津13、14号)  オモリ20号

【釣り船】
野毛屋釣船店 (神奈川県横浜市 金沢八景)

レポート:フィールドモニター 二上あや

タチウオの炙りが食べたくて、アジも釣れる美味しいリレー釣りに出かけました。

7時過ぎに出船。朝はタチウオから。

いつものごとくのタチウオ船団

今回お世話になった鴨居港の石川丸さんは、テンヤと天秤、どちらの仕掛けも使用可能で、途中交換も可能とのことでしたが、久しぶりのタチウオ、炙りが目当てのお土産確保の為、私は天秤で狙うことにしました。
今回同行していただいたアルファタックル・フィールドスタッフの入稲福さん(通称イリちゃん)、そしてアルファタックルスタッフの下地さんの二人はテンヤで。

棚は53〜40メーター。船長が細かく反応を教えてくれます。イリちゃんが早々に本命タチウオを上げました!

私は。小さな誘いや、ゆったりめの誘いと色々変えていきますが、アタリがありません。

早いピッチで誘うと初アタリ!夏場のタチウオらしく小さめですが、久々のタチウオが嬉しい!!

何度かポイント移動し、船内ポチポチ釣れ始めましたので、私もアタリを出したい!
大きな幅でアルファソニックLG73 190MH を跳ね上がるように誘うとアタリが!!

しっかり合わせて巻き上げるとサイズアップに成功!!

下地さんにもグッドサイズ!

11時過ぎにアジポイントへ移動。
船長指示棚は下から3メートル。コマセが効くと、徐々に釣れ始めました。

海人ビシアジ170/73で、底から1メートルで1回、2メートルで2回コマセを巻き、2.7〜3メートルで待ちます。クンクンとアジのアタリ!

イリちゃんももちろんアジGET。

良型混じりで何尾か釣り上げ、お土産確保出来たので、持参の特餌イカ短冊で、裏本命のスペシャルゲストを狙います。ボトムで棚を取り直そうとした時、強い引き込み。これは良いかも知れない。ドラグ緩め、巻き上げ途中の突っ込み方にかなり期待が高まり、ドキドキしながら水面に上がって来たのは、綺麗な1キロ位の綺麗な真鯛!!裏本命大成功!!

下地さんも裏本命!

美味しいタチウオもアジも一日で楽しめるリレー釣り、一日楽しく過ごせました。

【ロッド】
●タチウオ アルファソニックLG 73-190MH

●海人ビシアジ170/73

釣り船:石川丸(神奈川県横須賀市 鴨居港)

レポート:フィールドモニター 二上あや

美味しそうな魚のリレー釣りに惹かれて、千葉県外房・鴨川太海の聡丸(さとしまる)さんへ行ってきました。

集合は、とても早く午前2時15分。お客さんが揃い次第出船。最初のフラッシャー釣りのポイントまでは30分程度で到着し、午前3時には竿を出してました。

フラッシャーでのロッドはショートアームGS 82-165H 

ここではフラッシャー仕掛けで本命クロムツを狙いますが、7本針の長い仕掛け。私は船のヘリヘ巻かれたウレタンに一針ずつ、刺して準備オッケーです。

船長の合図で投入。聡丸スタイルは、マグネットを使わずに、オモリから一針ずつ糸を張りながら落とします。

水深130メートルくらいで着底。糸ふけを取り大きく誘い上げていきます。ショートアームはネーミングの通り短いので取り回しがとても良く、お気に入りです。

100メーターくらいまで反応出ているから、幅広く誘ってと、船長アナウンス。デッドスローで巻き上げてみると、110メートルで竿がガクガク言ってます。追い食いを狙いながら100メートル付近まできたら、中速にして巻き上げると、嬉しいゲストフィッシュの多点掛けでした!

ゲストフィッシュの他はサバでした・・・

しかしその後は投入してもサバで、ウルメが混じった程度で、クロムツはお留守でした。日が上りフラッシャー終了にて、根魚に移動します。

日の出の頃、次は根魚へ。私はテンヤで。

根魚ポイントでは、胴付きタックルか、テンヤタックルどちらでもオッケーとの事ですが、私はテンヤて狙う事にしました。エサは、先程フラッシャーで釣れたサバの切り身か、持ち込みのエビエサになります。

海人テンヤマダイで、根の周りを探り続けると、違和感があり合わせますが、あれ??根がかり…

根を外すと、魚の引きを感じます。魚が掛かって根に潜ってました。顔をフリフリしている感じの引き方が、カサゴではないな!と確信。本命のアカハタでした!!

本命アカハタ!
良型カサゴ!

足元の根周りはどのようになっているのか、遠投し広範囲に魚の居そうな根を探したり。
海人テンヤマダイはとても扱いやすいのでロックフィッシュにも愛用しています。
丁寧に根周りを探って良型アカハタも追加して、終了。

根魚は満足の釣果でした!

港に戻ったのは朝の8時半。こんなに早く戻るといつもとは違う感覚。
楽しくて美味しいこのリレー釣りに、来年もまた挑戦したいと思います。

今回お世話になったのは聡丸さん

【釣行データー】
フラッシャー ロッド:ショートアームGS 82-165H(電動リール3000番)
テンヤ ロッド:海人テンヤマダイ230MH(スピニングリール3000番)

釣り船:聡丸 千葉県鴨川市太海(ふとみ)港

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。天気予報は雨、雨、雨……と、すっかり梅雨ど真ん中の日本列島。晴れた日の釣りは気持ちが良いものですが、東京湾のマアジにとって、この“そぼ降る雨”こそ「甘い雨」。イサキと並んで梅雨時に旬を迎える東京湾のLT(ライトタックル)アジをレポートします。

今回持ち込んだのはアルファソニック LG73 190M。尻尾の黄色い東京湾のブランドフィッシュ「金アジ」は25cm前後の“アジのタタキ・サイズ”がアベレージですが、人工的な建造物付近に居着く個体は40cmクラスの“ギガアジ”も居ます。そこで私はアベレージサイズに合わせた太さのハリスで大型の個体と対峙出来るよう、柔軟な調子を選ぶようにしています。魚とケンカをしない調子の竿をチョイスすることによって、みなさんが“何となく”付けているクッションゴムを付けずとも釣りが成立するので、ハリ掛かりに到らない魚の反応や、魚が上ずっている時の微細なアタリを取ることができるのも重要なメリット。この引き出しを持っているとアルファソニック LG 82 185MHとの使い分けで、多彩な攻略が可能となります。

──で、この日の釣り。竿入れから一荷で上がる好釣ムードでスタート。船は碇を降ろして1時間は楽しく釣れ続きました。これが曇天や雨模様なら一日中釣れ続けて竿頭は2束釣り(釣果200匹以上)なんてことも珍しくないのですが、この日は晴天。魚の食い気が落ち着いて「(魚群探知機に)反応はあるのに釣れない」という状況になりました。これがもし、晴れてもいないのにこの状態に陥った場合、そうなった原因はいくつか考えられますが、その一つに「コマセボケ」の可能性が挙げられます。

この「コマセボケ」と言う現象、船宿さんや釣師の意識が高まって今や死語になったと思っていたのですが、令和の現代になって“ナゼか”時折お見受けするようになりました。要はコマセの撒き過ぎによって、対象魚が口を使わなくなってしまう現象です。こうなってしまった場合、船長はどんなに大きな群れを捕捉していたとしても、その釣り場を捨てて別の場所へ移動しなければなりません。

この状況を未然に防ぐには、釣り人一人ひとりの心構えとして「コマセを撒き過ぎないように意識する」しかありません。ところが、プラビシを用いるイサキやマダイと違って、ビシアジやLTアジのシンプルなコマセカゴは、コマセ量を調整しにくいのも事実。そこで、ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、昭和の昔からアジ釣師がやって来た涙ぐましい努力をご紹介します。いつもお使いのビシカゴと、絶縁テープ(ビニールテープ)を用意します。

タナ取りや仕掛けを魚にアピールするために竿をシャクリ上げた際、また魚が掛かって暴れている時、この箇所から図らずも漏れ出てしまうのが“余分なコマセ”です。これによって魚が満腹になってしまったり、余剰のコマセが潮流で流された先に魚群が付いて行ってしまったりという悪循環の引き金となってしまいます。

問題の編み目に、まずは内側からテープを貼って目止めします。

内側一周に貼ったら、そのままテープを切らずに外周に貼ります。編み目でテープの接着面同士を貼り付けることによって、目止めを固定するイメージです。内側は余裕を持って下側を重点的に、外側は引っ張りながら貼り付けていくのがコツです。

たったこれだけで、不用意に撒かれるコマセを削減することが出来ます。私が子供の頃はお弁当のオニギリに巻かれたラップや菓子パンの袋を内張りして急場を凌いでいましたが、今は海洋プラスチックごみを出さないよう、ビニールテープを貼るようにしています。コマセを撒く時には、シャクった竿先を瞬時に戻すことでカゴの上側から出すイメージで。竿先を20cmくらい煽るだけで充分です。例えば入れ掛かりの時、テープの部分くらいまでコマセが残っていれば、魚を取り込んだ後にコマセを足さずに再投入して、手返しアップに繋げられます。また、白いテープを使うと船上からの視認性が良いことも何かと利点に。道具箱にビニールテープを入れておけば、船の上でもサッと加工出来るので、“ナゼか”の食い渋りに遭遇したら是非お試しください。

かくしてこの日の釣果は、竿頭75尾で船中上位3名が70尾を釣獲。この上位3名のうち2人が、食いの立つタイミングではコマセを絞って上ずる群れをクールダウンしながら釣果を伸ばしていたことを書き添えておきます。

ビギナーにはお手軽で、ベテランには奥の深い東京湾のLTアジ。水深20m前後の浅場で釣れ始め、連日束超えの釣果情報がネットや誌面を賑わせています。食味も釣り味もピークを迎える東京湾の金アジで、みんなで釣れるともっと楽しくなる乗合船の魅力をご満喫ください。

▼タックルデータ

竿:アルファタックル/アルファソニックLG 73 190M
リール:小型両軸リール
道糸:PE1.5号
コマセビシカゴ:LTミンチ用40号
テンビン:腕長25cm
船宿仕掛け:ハリス2号/ムツ10号3本針/全長2m
付けエサ:赤タン・アオイソメ

▼船宿:かめだや (東京都大田区羽田)