レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル
どうしても船釣りレポートが多いアルファタックルブログですが、今回はワカサギ!
長野県は北アルプス山麓にある、木崎湖というところへ行ってきました。
晴れれば山の景色あり、温泉はあちこちに、そして美味しい蕎麦と、まさしく「信州」の醍醐味が揃い踏みの場所です。
最近は年に一回くらいになっちゃいましたが、木崎湖には昔から年に数回程度行ってました。10月くらいまでなら、ワカサギ釣りでも普通のボートを借りて自分で操船するのですが、今回は11月下旬ということもあって(寒いので)ドーム船にしました。
今回お世話になった「木崎湖パウワウ キャンプ&アウトドア」さんでは定員14名の大型ドームの他に、定員6名の小型ドームもあり、今回は小型ドームを貸し切りで使わせてもらいました。
ドーム船なので、仕掛けは5本針。なので、4尾くらい付けば上出来。
今回使ったのは、リールはワカサギB.I.D電動と、ロッド(穂先)はワカサギB.I.Dトップ。
ワカサギB.I.D電動は、その操作が超カンタンなので初めての人でも全く問題なく扱えるワカサギ用超小型電動リール。そのシンプルさで価格も超お手頃なんです(税抜定価6000円)。寒い時期のワカサギ釣りは、ほぼ底の釣りだけとなることがとても多いので「仕掛けを落して巻き上げる」という最もシンプルな機能だけで充分に釣りができます。
リールはシンプルなモデルの物で良いのですが、考えるべきなのは穂先のチョイス。ワカサギB.I.Dトップは、実は11種類もラインナップがあります。長さが22センチと28センチ、レギュラーテーパーとファーストテーパー、そして穂先の軟らかさはSSS、SS、S、Mといった具合(SSSが一番軟らかくMが硬い)。
穂先の選び方は「穂先が完全には曲がり切らない程度の強さを選ぶ」こと。従って、使うオモリの号数にも左右されます。今回の場合、オモリは2号(後で2.5号も)。2号は約7.5グラムなので、それだけを見ると4~10グラムというスペックのF28Mなどを選択することになりますが、自分はF28SSにしました。F28SSは、スペック上では1~4グラムですが、穂先の角度を調整できるアジャスターを使って穂先を下向きにセットすることで分かりやすくアタリを出すことができます(上の写真で、右側の赤いリールではアジャスターを付けて穂先を下向きにしています)。さらに、オモリを底に付けて軽くゼロテンにするならオモリ号数は関係なくなります。ゼロテンで細かいアタリを分かりやすく出せるのは最も軟らかいSSSとなります。
穂先の長さは22センチと28センチがありますが、同じSSという硬さでも長いほうがバレにくくなります。自分の場合は連掛け重視なら28センチで、細かいアタリを見るなら22センチという考え方。また、ドーム船は、床に空いた穴から仕掛けを垂らすわけですが、その穴の大きさはボート屋さんによってマチマチです。穴が小さいなら短いほうがやりやすくなります。氷上の穴釣りでも22センチの方が扱いやすいと言えます。
オモリを2号にしたのは、今回の小型ドーム船では釣り座が向かい合わせとなるため、オモリを重めにしないとオマツリしてしまうためです。また、ワカサギのサイズが平均8センチ程度と良く、それが3尾くらい付くとさらにオマツリしやすくなります。
今回は、ワカサギ釣りとしては超遅めの朝8時半くらいのスタート。釣果は、午後まで釣りして150尾くらい? 遅めスタートとしてはマアマアかな。ワカサギを美味しく持ち帰るには、釣れたワカサギをこまめにクーラーに入れていくこと。どんな魚でもそうですが、サイズが小さいワカサギは大きな魚より気を使うべし。
そんなこんなで、久しぶりのドームワカサギを堪能しました。
もちろん、釣りの後の温泉と新蕎麦も。
みなさんも旅行がてらのワカサギ釣りに行ってみては。
信州はいいところですよ~~~(両親が信州育ちなので信州びいきですwww)
【釣りとその他いろいろデーター】
●釣行日:2024年11月30日
●使用タックル
リール:ワカサギB.I.D電動
ロッド(穂先):ワカサギB.I.Dトップ
●ボート
木崎湖パウワウ キャンプ&アウトドア
キャンプ場でもあるので、キャンプ&釣りなんてのもいいですよね。
●蕎麦
手打ちそば 山品(食べログ)
ここに限らないですが、蕎麦がなくなると早めに終わります。
●お薦めの温泉
葛(くず)温泉・高瀬館
葛温泉は11月20日くらいからはスタッドレスタイヤ装備が必要です。
ゆーぷる木崎湖
木崎湖からすぐのところにあります。大人700円と安いです。
●今回泊まった宿
ロッジしろがね
ここは、木崎湖からさらに北の小谷村(おたりむら)というところにある隠れ家的な宿。
料理が美味しく、落ち着いた雰囲気。白馬乗鞍スキー場が至近です(歩いてもすぐ近く)。