MPGのヒラメロッド HBヒラメ
レポート:フィールドスタッフ 柳沢輝夫
今回は、いつもとちょっと違った趣きでブログを書いてみましょう。
この時期は、やっぱりヒラメが美味しい季節ですしね。
アルファタックルでは、MPGでもカーボン系のロッドでも、ヒラメに良いものはたくさんあります。しかし、MPGで「ヒラメ」とネーミングされているのは「HBヒラメ255」のみ。
モデル名のとおり、長さは2.55m。最近ショートロッドが好まれがちな傾向があるヒラメで釣りでは、少し長いレングスと言えるかもしれません。しかし、長めのロッドを好む方もまだまだ少なくなく、このロッドをテストした千葉県・外房では3mくらいのロッドを使う方もいます。
なぜかというと、外房は外洋性のウネリが常にあり、船の上下動が大きいため、仕掛けを安定させたい場合もあるからです。ウネリが大きくなると2.2~2.3mくらいの長さでは少し辛い時があり、それがロングロッドがいまだに好まれる要素のひとつだと言えます。また、横流しの釣りで、船の下に入り込む流しでは、船底にラインが触れにくい長いロッドのほうが良い。255くらいだと、かなり早く流れても大丈夫。
MPGのロングロッドでヒラメで好まれたロッドと言えば、名竿ファーストライト・アクセラがありました。
これは2007年のアルファタックルカタログ。この年に発売されたのが、ファーストライト・アクセラ。コマセマダイにも使えるロッドですが、カタログの文章にあるようにヒラメ・ワラサ・遠征五目など幅広く使えるロッドでした。ブランクに切れ味があり、非常に軽量。
そして、2018年にMPGロッドの魚種別シリーズ「HB」のヒラメモデルとして発売されたのが、このHBヒラメ255。ファーストライト・アクセラの後継とは言えませんが、その良いところは継承しています。
HBヒラメの特徴としては、ロングロッドながらもイワシの動きやヒラメの前アタリが分かりやすいように7:3アクションを求めた点でしょう。そして、手持ちもできる長さ。
HBヒラメ 実釣テスト動画はココをクリック
上はHBヒラメの実釣動画。ほぼ最終のプロトの頃です。Youtubeではアップしておらず、facebookなので画質は良くないです。このときはまだ長さが260でしたが、わずかに詰めて255として製品化となりました。
この動画でも分かると思いますが、MPGのロングロッドでの魅力は、掛けたときのカーブが美しいことでしょう。もう、隣の人に「見て見て、この曲がり!」と言いたくなるような(笑)また、動画の中ではヒラメのアタリがはっきり出ていて、感度もいいことが分かってもらえるのではと思います。
80号ではこんな感じです。いちおう73調子としていますが、MPGなのでカーボンロッドのような73調子ではありません。錘負荷は60~120号。外房や茨城で横流し・オモリ120号という場面でも全然余裕です。魚が掛かると良く曲がるロッドですが、そこはMPG。ロッド全体のトルクがあります。
本気でザブトン10kgクラスを狙いたい人には、このHBヒラメはイチオシです。
HBヒラメ255で、グッドサイズを超えるようなヒラメをぜひ狙ってみてください。
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