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復活の日立タチウオテンヤ

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

今年は早い段階で消息不明となってしまった日立沖のタチウオですが、先週になり急に戻ってきた⁉らしく、緊急招集が掛かり日立久慈港の大貫丸さんより行ってきました。比較的、急な出船予定でしたが、到着するとお客さんは満員…ミヨシに乗せてもらいますが、これが後々不幸を招くことになるとは…

日立でも朝はだいぶ暖かくなり、気温は10℃程で我慢できないほどの寒さではありませんでした。しかし海の方は時化続きだった為か、水温が14.7℃と少し季節が逆戻りしてしまったようです。しかも数日前までは活性が非常に高かったタチウオも時化を挟んでしまってウネリも残ったせいか、反応はあるものの食いがかなり悪くなってしまいました。復活を祈りつつ5:00過ぎに出船です。

ポイントはかなり近くて港から20分前後。以前と同じポイントでした。ドラゴン級が多く混じるとのことなので、期待して今回もタチウオテンヤで挑みます。水深は27~30m前後と浅く、反応も底から5~15m上まで出ている状況でした。テンヤを落とし着底後、15m上まで様々なアクションを試しつつタチウオからの反応を探ります。タチウオは水深や反応が刻々と変化するので、常に臨機応変に対応していかないとアタリを出すことができません。

とりあえず基本のシェイクを入れつつ、微速巻き上げで試すとポイントにより18、22、26mと各所で僅かに潮が軽くなる所でアタリが出る感じでした。

すると、いきなりアルファソニックタチウオテンヤGZ160MHのチタントップ(CTS)を大きく跳ね上げるアタリで掛けて、順調に1本めからF5ドラゴン級が出ました!
その後もコンスタントにアタリを拾えますが、型が小さいせいか掛かりが悪く、サイズがF4クラスばかりで、中盤まで時折F4.5が混じる程度でした。ですが、ようやくチャンスが来ました!水深18mで掛けると、5㎏のドラグ設定のラインを易々と出しながら、長いストロークで泳ぎ続けます。重さもあり、今までのサイズとは明らかに異なる引き…大物です。浅いせいか船を嫌うように泳がれますが、徐々に距離を詰め水面に現れたのは紛れもないF6を優に超えるスーパードラゴンクラス!慎重にリーダーを持ちぬき上げますが、重くて長くてしかもミヨシでしたので水面から2m以上あったので、腕だけでは引き抜けず、体ごと後ろに下がって引き抜いたところ…船に半分入りましたが、最後に抵抗したドラゴンは手すり部分を尻尾で叩いて…この瞬間に針が外れ、空を舞いながら海に戻って行きました・・・大失態です。

しかし、ここで意気消沈するわけにもいかず、またチャンスはあると気を取り直してテンヤを誘い続けます。ですがやはりF4クラスが多く良いサイズがきません。しかもまたパターンが変化してアタリがあってもショートバイト1回で掛からなくなり、作戦を変更して群れ反応(この時の反応は底から5~6m)から少し離れた水深15~16m前後を狙います。一旦、底付近まで落としたテンヤを踊らせながら、スローに時に早めに30㎝~1m前後の間隔であげて、アタリが出ても構わずそのまま16mまで続けます。そしておそらくタチウオが誘い上がってくる限界と思われるところ巻き上げを止めて、タチウオが見ていると信じて叩き続けると、いきなり食い上げ、あるいは食い込む強烈なアタリが来ます。このパターンで浅いところでヒットするのはドラゴン級ばかりで、その中でも先ほどのF6超ほどではありませんが、かなり強く泳ぐドラゴンもヒットし、やり取りを楽しみながら、今度は無事に船上に上げることができました。ほぼF6(131㎝、1.7㎏)でしたww

更にドラゴンクラスを連発し、時折F4クラスも混じりましたが、ほぼ良型ばかりで最後まで比較的コンスタントに釣れて楽しむことができました。

またいつ消えるか分からない日立沖のタチウオですが、まだまだ肉厚でドラゴン級も多数居そうですので、挑戦される方は急ぎましょう(笑)

ロッド:
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 180MH
アルファソニック タチウオテンヤ GZ 160MH

リール:tailwalk ヴィレイヤーDG 100HG-PH/R

ライン:tailwalk PowerEye WX8 1号+ナイロン10号
テンヤ:40号
カラー:ブラック、グロー、ゴールド等