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ぜひ試して! 超かんたんノット!

レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

皆さま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
初釣りも行ってきましたが、それはまた今度書かせていただくとして、今回はノットのお題で。

今回ご紹介するノット。
ものすごく簡単なのに、とっても強い。
こんなんでホントに平気なの? と思うかもしれませんが、かなりの大魚でも問題ない。
あのテル岡本さんは、金具の結び目にはほとんどこのノットを使っています。
深海釣りでの超大物「アブラボウズ」の50kgオーバーでも大丈夫なのです。

前置きはこれくらいにして、その結びをご紹介しましょう。
画像では分かりやすくするためにヒモを使っていますが、この結びはナイロンやフロロカーボンといったモノフィラメントラインが前提となります。

まず、ラインの末端をただのダンゴ結びします。このダンゴは強く締めてください。

左のリングは、ヨリモドシの輪っかと思ってください。ダンゴにしたラインの末端を輪っかに通します。

その次に、上の画像のように、2本のラインをまたいで結びます。ただの固結び、といったらいいでしょうか。

固結びを完全に締めることなく、リングのほうへ動かしていきます。

固結びをリング近くまで動かしたら、最初に作ったダンゴを固結びに当たるようにズラします。ここが、この結びでの一番重要な点。このダンゴが固結びにきちんと隙間なく当たらないと切れてしまいます。きちんと隙間なく当たっていれば、ものすごく強いです。
固結びをリングまで動かしたいのと、ダンゴを固結びに当たるまでズラしたいので、この写真の前の段階では完全に締めないのです。

これは実際のモノフィラメントラインとスナップスイベルに結んだ画像。
ライン末端をカットすれば出来上がりです。
このノットは、ヨリモドシやスナップなど、金具にモノフィラメントラインを結ぶ時に使います。
コマセマダイでヨリモドシを中ほどに入れたテーパーリーダーなんかでもいいです。
ルアーのアイへの直結でもOK。コブを固結びに当てる結びなので、ある程度の太さがある場合に適しています。だいたい3号以上なら大丈夫。
とにかく簡単な結び方なので、慣れれば10秒もあれば結べちゃうことと、結ぶ時のラインの無駄な余りをとても少なくできることもメリット。

この結び方は、下記のテル岡本さんの動画の中で見ることができます(5分18秒くらいから)。

自分も、10数年前にテル岡本さんからこの結び方を教わりました。
この動画の中では「深海簡易結び」と言っていますが、先日岡本さんに「あの結び方の呼び名ってありますか?」と聞いたら「ただのダンゴ結びだよね・・・」と言ってましたwww
ちなみに自分は「岡本結び」と呼んでます。

この結び方、上に書いたようにモノフィラメントライン3~4号以上のものを金具に結ぶ時には、とってもお薦めです。自分も、この条件ならほぼこの結びしか使いません。
皆様もぜひお試しください!