レポート:フィールドモニター 二上あや

9月7日、釣りジェンヌさんが開催されている、『ひとつテンヤ釣り体験』に参加してきました。

釣りジェンヌさんでは、釣り経験が少ない方でも気軽に参加出来る釣り教室を開催していて、今回は「初めてだけど、船釣りをやってみたい!」と声を掛けてくれた友人との参加です。

午前船を終えた船が戻り、船宿は人々で賑わう中、午後船チームの私達は総勢38名、2隻に分かれて船に乗ります。

30度越えの灼熱の甲板は汗だくですが、出船前のレクチャーを真剣に聞いていて、参加者の皆さんの情熱を感じました。

ポイント迄は20分。この時期の大原では、3号から5号の軽いテンヤを使う事も多いようですが「今回は初めての方も多いので最初はテンヤ8号からやってみましょう」とアナウンス。

船釣りが初めての友人にも、先生が横についてくれて、真剣な面持ちで仕掛けを落としています。すると間も無く竿が曲がり、初めての真鯛を手にしました!満面の笑みで、本当に私も嬉しい瞬間でした。

さて、初挑戦の友人に釣っていただいたので、私も釣らないと…。カジメの層を避ける為、着底後すぐリールを4回巻いてからゆっくりと誘うとアタリ!しかし上手く合わず残念。。。釣れた人の誘導テンヤの色を参考に金ピンクに変更し、仕掛けを落とすと、コンコン!明確な鯛のアタリが海人テンヤマダイ230MHから伝わってくる。ビシッと合わせが決まり、小気味よい引きです!小振りながらも本命の真鯛!!嬉しすぎる!!

船内では、時折ハタやシイラが掛かったり、楽しい雰囲気でしたが、真鯛の活性は今ひとつ。それでも皆さんアタリを感じたり、釣られて楽しまれていました。

釣りの楽しい輪が広がって行けばば良いなと思いながら帰路に着きました。

【タックル】
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク スピーキー3000S XGX

釣り船:長福丸(千葉県いすみ市 大原漁港)

釣りジェンヌ
釣りジェンヌは、女性も釣りを楽しみたいをお助けするボランティア団体です。「女性のための楽しい釣りイベント」を定期的に開催しています。釣りに興味がある女性の皆さん、ぜひ釣りジェンヌのWEBサイトをのぞいてみてください!

レポート:フィールドスタッフ 山崎 裕

毎年恒例の夏休み瀬戸内遠征へ行ってきました。

今年はアルファタックルの中でもルアーに特化したブランドCRAZEEシリーズの組み合わせで明石・高松の海を攻略してきました。

タックル構成は

ロッド:クレイジータイラバシャフト672ML

リール:クレイジーBC SW150/R

タイラバ:クレイジータイラバヘッド60g

ジグ:クレイジーキャスジグ40g

PE0.6号リーダーフロロ3号

この組み合わせでチャレンジして行きます。

ちなみにキャスラバ用ロッドにはtailwalkのL−JIGGYS(エル・ジギーズ) SSD S631+スピニングリールはSPEAKY 3000HGXで、ラインはPE0.8号+リーダーフロロ4号。

船は毎年お世話になってる明石タイラバでは有名な海豚さん。
船長の話ではここ数日水潮の二枚潮になっててラインに角度を付けると当たりがぼやけてしまうという状況だとのこと。
ヘッドは鉛60gからスタートしましたがすぐにタングステン100gにチェンジ。
同船者のヒットパターンを参考にボトムまで落としたら超ゆっくりに巻いてきます。
ボトムから4~5巻き目ぐらいにラインを止められるような当たり。その当たりと同時に竿先を下に向けさらにゆっくり巻きます。魚が反転するタイミングで竿を起こします。
そうすればカエシまで貫通させることが出来るフッキングになります。
クレイジータイラバシャフト672MLはタイラバロッドとしてはちょっと硬めの部類。
しかし弾き飛ばすような硬さではありません。竿を充分に曲げて魚を浮かすことが出来ます。
時折鯛が首振りしますが、難なく追従してばらす心配はありません。

船長にすくってもらった鯛はイワシを捕食してるのか黒い55cmの立派な魚体です。

ここでタイラバ釣りについて大事なことを。
どんな釣りでも道具の優先順位は魚に近いところが上位に来ます。それはそうですね。魚との接点はハリなんですから。ですので、ハリ~糸~竿~リール の順番になりがちなんです。
しかしタイラバ釣りは一日中リールを巻くのが仕事。
リールの優先順位がとたんに高くなります。
一日中巻いていてゴリゴリしたりクラッチの切れが悪かったりドラグの調整が思うように行かなかったりするとストレス溜まりまくります。楽しく釣りが出来ません。クレイジーBCリールはお値段安いのにしっかり作り込まれていて一日中無巻き倒してもストレスになるようなことはありません。

翌日からは海を渡り高松へ。ここで3日間、船は高松の海を知り尽くしたワンピースさんにお世話になりました。同じ瀬戸内海でも明石と高松では様子が違います。船長のスタイルにもよりますが高松では夏は60gメイン。45~80gまで使いますが潮や活性によって鉛やタングステンを使い分けています。

この日は小潮周り。島と島の間の潮通しのいいカレント部分(流れがあるところ)にベイトが溜まりやすくなっているので重点的にそのような場所を流します。
ワンピースさんでは船長考案のビックネクタイが流行っています。魚はこのビックネクタイを何だと思っているのか不思議です。フックセッティングも高松仕様に替え、シンカーはタングステン60g。ボトムから5巻目ぐらいにネクタイを引っ手繰るようなヒット。船下に入り込むような潮でしたがクレイジータイラバシャフトはフルベンドしながらもぐいぐい魚を浮かせてくれます。
クレイジーBCリールのドラグの出もスムース。PE0.6号リーダー3号でも不安無くファイト出来ます。

揚がってきたのは60cmの立派なサイズ。

これはクレイジータックルの勝利ですね。シャローの浅いとこではキャスラバで。自分的にはtailwalk L−JIGGYS SSD S631の長さが丁度いい取り回しサイズ。気持ち良くシンカーを飛ばせます。

SLJ的にCRAZEE CASJIG投げたんですが「ヒラ」という魚釣りましたよ。

その後もクレイジータイラバタックルで釣れ続けます。

最後はアルバトロスバレットの180Lでフルベンドさせながら獲りました。今年はクレイジーシリーズを使っての明石高松タイラバでしたがそのポテンシャルはとても大きいものでした。手に入れやすい価格帯ですのでこれからタイラバを始めようとする方には必要かつ充分なタイラバセットだと感じました。

是非みなさんも使ってみてくださいね。