レポート:フィールドモニター 二上あや

前々から予定していました金洲釣行が時化予報のため、予定を変更し福島県の一歩手前の平潟港まで遊びに行ってきました。

金洲は時化なのに、平潟はベタ凪。

船長からドラグはゆるゆるにしといてと、アドバイス頂き出船。45分程走り、ポイントへ到着。
早速小さなアタリがあり、合わせるとベラ。

その後もしばらくベラに遊んでもらってましたが、やはり本命マダイが欲しいところ。

ベラを避け、マダイのアタリを探すべく上棚を探ろうかと考えていると、竿に怪しい動きがあり、すかさず合わせると何かが乗りました!!
しかしマダイの様な三段引きもベラの暴れも無いものの重く、途中グイグイとよく引きます。

海人テンヤマダイで魚の引きを吸収しながら慎重にやりとりして上がって来たのは、ヒラメ!!

本命で無くとも、しっかり違和感を感じてからの合わせが決められて、無事に上げられた魚なのて、とても嬉しかったです。

潮が動かないので反応は薄いものの、忘れた頃に誰かが竿を曲げ、本命マダイや北の魚のイメージがあるソイ等、様々な魚が船中に取り込まれます。

しかし私はベラに弄ばれ、ショウサイフグにかじられ、カサゴや黒メバルに癒して貰ったものの鯛は今回は縁が無く残念‥。

急きょ振替となった釣りでしたが、普段とは違う景色も、テンヤタックルで良型ヒラメも釣ることが出来て楽しめた釣行となりました。

【釣行データ】
釣行日:2024年7月6日
釣り船:大栄丸 (茨城県 平潟港)
ロッド:海人テンヤマダイ230MH
リール:テイルウォーク SPEAKY 3000S XGX

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。

遂に解禁となった飯岡沖の夏ビラメ。開幕初日の7kgオーバーをはじめ、連日“座布団クラス”の良型が釣果情報を賑わせています。早速「Kaijin ライトヒラメ」と一緒に様子を見に行って来ました。大判祭りに沸く飯岡港からレポートします!

今回持ち込んだのは Kaijin ライトヒラメ 240/FSL。“FSL”というのは「カーボンフルソリッドブランク」という、中空ではない無垢のカーボンブランクスが、穂先だけでなく全体に渡って使用されているというモノ。青いブランクスだった頃の海人「ライトヒラメ」や「マダイゲーム」にも採用されている、魚を掛けてからが非常に楽しい釣趣豊かな仕様です。

──なのですが、楽しい竿というのは使えるシチュエーションが限られるのもまた事実で、潮が速かったり、風が強い日のドテラ流しでは充分な働きをすることが叶わず、転ばぬ先の杖として ハイパーブレード ヒラメ 25521シブキ などのノーマルタックルをもう一本持ち込むのが常でした。

ところがこのKaijin ライトヒラメ 240/FSLは、フルソリッドでしなやかな竿身部分(約150cm)と、硬くて強いチューブラーブランクのバットセクション(約90cm)という、長さと素材の異なる特殊な2本継ぎ(=ワンハーフ)仕様。「フルソリッドじゃないじゃん!」というド正論なツッコミはちょっと我慢して頂いて、この強靱なバットセクションが仕事をしてくれた体験をレポートしますのでどうかお付き合いください。

──で、この日の釣り。

連日の好釣果で取材艇は満席。船長のご厚意で大オモテ(船首)の釣り座を解放して貰ったのですが、Kaijin ライトヒラメ 240/FSLのレポートには足場の高いこの釣り座でライトタックルが通用するのかを試す良い機会となりました。

船宿紹介の撮影と取材が一段落しての一投目。この時期にしては深い50m以深の沈船周りで2mと高めのタナを保ちながら、底を取り直した直後に重量感のあるアタリ。ファイト中も大変重く、気持ちよく竿を絞り込みながら絶えず頭を振って抵抗した魚はイシナギの若魚。

次の投入では、高めのタナでの強烈なアタリからギューン! と走ってはクンクンと頭を振るようなファイトで姿を見せたのは70cmクラスのワラサ。一度、タモを嫌って走り出しましたが、スプールを押さえてタメたところ、ふわりと止まって釣り座の方へと泳ぎ出し、驚くほど短時間で取り込むことが出来ました。

重量感とトルクがあり、海底から水面まで抵抗するイシナギと、猛烈な走りでドラグを引き出す良型のワラサ。どちらもゲストフィッシュですが、浮かせるのも、タメるのも、強引にタモ網へ誘導するのも、ヒラメより手強い魚でありながら、Kaijin ライトヒラメ 240/FSLは心強いポテンシャルを見せてくれました。

柳腰のフルソリッドブランクは魚とケンカをせず真綿のように魚を誘導し、強いバットセクションはリフトアップや最後の走りをしっかり停める揺るぎないパワーで対峙する。足場が高く、刈込も強い80号オモリのドテラ流しで、同船のノーマルタックルと全く遜色のないファイトが出来たのは、この竿への大きな信頼感へと繋がりました。

この後、2kgクラスのヒラメを掛けたのですが、全く危なげの無いファイトで特に書き留めるほどのこともなく(笑)、思い返せば全長240cmでありながらカメラ片手にファイト出来るくらい軽くて取り回しの良い、優れたバランスが為せる技だったのかなと感じる活イワシ餌3匹での釣果でした。

残念ながら今回は大判でその実力をお見せすることは出来ませんでしたが、これまで永らく見てきた「ライトタックルは船縁でバレる」「座布団サイズを持ち上げられない」というLTの弱点、ネガティブな要素を、Kaijin ライトヒラメ 240/FSL は凌駕しうる一振りであることはご理解頂けたかと思います。

性能だけでは充たされず、釣趣だけでは到達できない釣竿に求められるスペックというもの。過剰を削ぎ落とすライトタックルの釣りだからこそ、その真価が問われるものだと思います。コストパフォーマンスにも非常に優れたKaijin ライトヒラメ 240/FSLで、絶好のスタートを切った今期の夏ビラメをお楽しみください!

▼タックルデータ

竿:22 Kaijin ライトヒラメ 240/FSL

リール:小型両軸リール
道糸:PE1.5号
先糸:フロロカーボン6号 1.2m
ハリス:フロロカーボン6号 1m
ステイト:フロロカーボン3号 50cm
オモリ:80号(船中統一)
エサ:活きイワシ

▼船宿:幸丸 (千葉県旭市 飯岡港)

レポート:フィールドモニター 川野誠

いよいよ今年もまたこの季節〜そうです東京湾(横浜沖〜川崎羽田エリア)のタコ解禁🐙

数十年ぶりの湧きからはや5年…
昨年は解禁前後の長雨の影響だったのか新子が全くと言っていいほど(泣)

ほどほどを期待して金沢八景『一ノ瀬丸』から解禁初日に行ってきました。
6月1日は剣崎イサキも解禁初日でしたがなんとタコ船4隻!それも全船満員御礼!

みなさん首を長くして解禁待ちだったんですね〜
やはり食べて美味しいの知ってますね〜。

定刻にハルト船長は川崎沖を目指し出船するも、僚船からの連絡で渋めとのこと。
本牧方面に作戦変更するもコチラもいまいち。
次に向かったのは羽田沖。焦茶色の海色だったけどようやく200〜300g前後の可愛い新子サイズが船中ポツポツとあがり活気づき流し替えの度に似たようなサイズが釣れ続け、ラスト前に沖のポイントでサイズアップ狙い700gをキャッチして沖上がり…

おチビちゃん達は成長を期待して優しくリリースして帰港するもなんか消化不良…

帰り道、仲間と反省ラーメンしながら(なんで釣りの後のラーメンって美味しいんでしょうね笑)
絶好調の茨城那珂湊に行っちゃお〜!となり、その場で予約も平日なのに自分らで満員とのこと。
みなさん釣れてるなら遠征! って感じなんでしょうか!

冬のワタリ以来で夏タコでは初めての那珂湊『つれたか丸』へ。

有名?茨城弁バリバリ船長到着で釣座抽選~会計後に乗込み、航程20分ほどの水深25mでスタート。

『オレンジいいからね〜俺言ったからね〜』船長の釣れカラーのアドバイス(笑)

中潮でずっと下げな展開でしたが60号オモリでは上手く小突けず、80号オモリに替えて安定した小突きが出来るとすぐ張り付く重さ♫

600gだったけど那珂湊あるある小石を4つも抱いてきてキロアップな疲労感(爆)

その後も同じくらいの水深を流し替えアチコチからタコ船も集まり争奪戦の展開になるとノリも渋めになり、長めの小突きをしないと底潮の重さもありバラしまくり😫

それでも誰かしらポツポツとラストまで釣れ続け昼過ぎ沖上がり。
ボウズは無しのトップ22杯だったようです。

バラし連チャンを反省し漁港入口交差点に開店したての『漁楽』でワンコインラーメン啜って(釣り人おつかれサービス?この日はナマコトッピング付き!)

釣りキチだからココに開店したとの店長さんと激アツトークに後ろ髪を引かれまたの再訪約束して帰路に着きました。

那珂湊の船タコは、その後も好調キープ。また行っちゃいますよ〜👍

竿:
アルファソニック餌木タコ180ti ltd
アルファソニック餌木タコ180
Kaijin餌木タコ

リール:
テイルウォーク・オクトパスライトプラス66
テイルウォーク・オクトパスライト54
アルファタックル・ディーノ船

仕掛け:ラインPE2号/3号+リーダー8号

レポート:フィールドモニター 岡崎敬久

いつもなら1~2月に日立沖に現れる良型タチウオたちですが、今年は群れが来ず諦めていましたが、やや北目だけれど出現情報がきました。早速、予約をいれますが、日に日に釣果が悪くなり…何日か前までは爆釣状態だったのですが、巻き網船が入ったらしく、時すでに遅し…群れが散ってしまい反応はかなり小さめとのこと…それでも釣れれば平均サイズはF4以上ということでしたが…

今回は茨城県日立久慈漁港の大貫丸さんから。

5時に港を出て北に走ること約1.5時間、やっと遠くにタチウオ船団らしきものが見えてきました。船団は二手に分かれているようで、一つ目は漁船の船団でスルー、二つ目の浅場の水深30m前後の船団に合流します。魚探には前情報通り、薄く小さな群れの反応が底に少し映っています。釣り方は勿論、大型タチウオ狙いですので、テンヤ釣法です。満船の船中を見渡す限り、同行者を除けば殆どの方はジグでした。

早速イワシを付けて釣り開始しますが、テンヤは勿論の事、ジグにもアタリが無いようです。どうやら聞いていた情報よりも更に厳しい感じです。何度か場所替えをして反応に乗せるとやっとジグにアタリが出たようで、船中で数本F3~4サイズがあがりました。しかし、その後が続きません。流しかえるたびに最初だけあたることがありますが単発です。ジグでは巻き上げて追ってくる時にアタリが出る様で、今日のパターンはアクションを付けながら微速巻き上げが有効なようです。

するとここでやっと同行者にアタリが出たようでテンヤで1本あがりました。サイズはF4のナイスサイズです。パターンを切り替えて底から約3m上までを狙います。テンヤを揺らしながら微速で少し上げてきたところでコツっとトップにアタリが出て無事1本目のF4サイズをあげることができました。しかし、あとが続きません…それでもなんとか4本まで釣りあげました。ジグでも苦戦しているようで船内は勿論、他の船を見ていても殆どロッドは曲がることなく、稀にポツッと釣れるような状況で激渋の様相です。

今回はKaijinタチウオテンヤも持ち込みました。

残り時間が約2時間を切ったあたりで、船長から「移動します」とのアナウンスが。
すると周りの船も一斉にポイント目指して爆走開始です(笑)
どうやら漁船が居なくなったので、最初の漁師船団ポイントに向かっているようでした。水深は約50mとやや深く、魚探を見るも漁が終わった跡らしい残りカスの寂しい反応です…

同じパターンで底から5m上まで探ります。しかしアタリはありません。魚はとても敏感で距離があっても網が入ると極端に神経質になり、捕食行動を一切しなくなることが殆どです。生命の危機が迫っている状況で捕食する魚はいませんから…漁がまだ終わってからさほど時間が経っていないからでしょう。

それでも何度かの流し替えになると、やっとテンヤ釣法らしくトップを跳ね上げるアタリが出ました!アルファソニック・タチウオテンヤ190のCTS(チタントップ)が上に反り返る激しいアタリで通常のロッドの合わせだけではフッキングせず、イワシを加えたまま上に泳いでいるタチウオに追いつくためにリールを超高速で巻きながらの追いフッキングをしてようやくロッドに重みが掛かりました。するとタチウオの強烈なバックスライドで、ロッドが抑え込まれてリールが巻けませんwフルドラグの状態でもラインが少し出るのでもしや…と思いながら上げてくるとF5サイズのドラゴンをなんとかゲットできましたww

するとここからテンヤチームにはボーナスステージが待ってました!! 同行者のテンヤチームだけが時合いになり、同時トリプルヒットもアリで、僅か20分無いくらいの時間でしたが入れ食いフィーバタイムとなりました。フィーバー中はテンヤを投下すると着ドンでアタリがあり、何をやっても活性が高いタチウオらしく激しくアタックしてきました。お陰でF5ドラゴンを1本追加して何とか数も9本(この日の竿頭)まで伸ばすことができました。最後に僅かですが、少しだけテンヤらしいアタリも出て楽しむことができました。この日はジグでも5~6本が最多だったようで、激渋の状況でテンヤで9本、サイズはF3.5が1本入りましたが、F5ドラゴンも2本混じり、残りはF4サイズと上々でした。

日によってスレて敏感になっていたり、群れの反応が小さいと簡単に釣れる状況では無い場合もありますが、良い群れにあたれば、また好釣果が狙えるかもしれません。完全に群れが居なくなる前に行かれることをおススメ致します。タチウオはゴーストフィッシュですから、いつ消えてしまうか分かりませんのであしからず…

【タックルデーター】
ロッド
① アルファソニック タチウオテンヤ 190
② Kaijin タチウオテンヤ 91 175H

リール:カウンター付きベイトリール 150番サイズ
ライン:PE 1号+フロロカーボン10号
テンヤ:40号 夜光、ゴールド

レポート:フィールドモニター 二上あや

例年ヤリイカ 釣りは、洲崎・白浜で狙う事が多いのですが、今年はヤリイカの模様が良くないので、茨城県日立まで北上してのヤリイカ チャレンジです。

今回は日立久慈港・大貫丸さんから出港。
雨が降る中、ポイント迄1時間半。

ロッドはKaijinヤリイカ170MH
ポイントに到着するとすぐに船長から『どーぞ』の合図で、一斉に投入します。

深さ130メートル。

着底後糸ふけを取り、誘うと何やらイカの気配を感じる。期待込めて竿をしゃくり「ピタ」と止めると、Kaijinヤリイカ 170MHから繊細なイカの触りが確実に感じられました。

イカを乗せるイメージで軽く合わせるとズドンと乗った!これは楽し過ぎる!! 無事に船に取り込み、朝イチ本命ヤリイカでテンション上がる!

次の投入もボトムに着いた瞬間違和感があり、着ノリと言われるアタリで「ズン」と重みを感じたので、デッドスロー巻き上げで追い乗りを狙うと、ズンズンと重みが増して行きます。多点がけの期待大!
波っけでイカがバレないように、手持ちで竿のしなりを活かして巻き上げると、3点掛けに成功!!

時間が経つとともに波高・うねり・雨がひどくなっていきましたが、Kaijinヤリイカ170MH は海の状況が悪化しても使いやすさが変わらず、刻々と変化する状況にも対応してくれました。

友人も順調!

この日はベタ底に張り付く感じで、上までイカが居ないようなので、ボトム3メートルを中心に狙って行き、5点掛けも!反応も続いてくれたので、お土産は充分確保出来ました。

久しぶりの釣りたてヤリイカ の味を堪能したいと思います!!

【釣行データー】
ロッド:Kaijinヤリイカ170MH
リール:電動リール1000番
ライン:PE3号
オモリ:150号
釣行日:2024年4月6日
釣り船:日立久慈港 大貫丸(茨城県)

レポート:フィールドモニター 川野誠

皆さま、こんにちは。
今月はマルイカ強調月間の予定がほんとシケまくりで半分も出れず😢
とりあえず連チャンで行けた先々週のレポ送ります。

そういえばテイルウォーク『セイレンスBM』発売になってるそうですね。なおちんがトラフグでハンドル交換して使ってるのを見て使用してみたいなと思っております。釣りフェスで触った感じスゴい良さげでしたから。

さて。
3月に入り好調をキープしてる東京湾マルイカ🦑

連チャン釣行記です。

初日は釣友がマルイカ初心者ご夫婦を誘って来てくれて列びで座り自分がやってるアレコレを教えてあげ一杯でも多くアタリを見て掛けて欲しいなぁ〜企画。

ちょっと北風強めで海は悪いわイカ様のゴキゲン悪いわで初心者には難しい展開も、ご夫婦とも穂先に全集中を切らさず開始2時間で2杯づつ掛けてくれてホッと自分の釣り開始。

この日は剣崎沖の80m後半前後の流しが多めで反応は良さげも着ノリも少なく一流し一回しか出来ないどうもイマイチな展開がずっと続きました…

それでも昼前にはかなりナギてきてポカポカ陽気になり防寒着が暑すぎるほどになりマルイカも陽気になったのか(笑) ダブルを混じえてポツポツと上向いてきてドラマはラスト流し直前!!

『ふわっ』っと跳ね上がるようなアタリで合わせるとズドン!!と底に張り付くような重さでグイングインのツッコミ!!魚かスルメかとハンパねえ〜重さを水面下まで巻き上げたら巨大なマルイカ触腕ビヨ〜ん😳

上乗りさんに慌ててタモ入れしてもらって無事にネットイン🦑
測ってみると同長40cmもある余裕のキロアップの大迫力ボディ〜まるでアオリのようなボリュームに仲間から拍手喝采👏
もう腕パンパンだったけど嬉しい疲労感でしたね〜。

釣友がご夫婦にお裾分けしてくれて大満足でイカ三昧料理したよ〜。
またすぐにでも行きたいと嬉しいお言葉もいただき、初日は帰宅バタンキュー😴

2日目は朝から湖のようなベタナギでスタート。


こんな日にはいろんな穂先のアタリを模索するために持ち込んでる

アルファソニック マルイカGZ 167XULそして160UL
さらにKaijinマルイカ160Lもマメに持ち替えて使っていきます。

前日とは変わって朝からイカ様チョ〜ゴキゲンで触るわアタルわノルわ🤩

とくにオールマイティーな使い方が出来るKaijinマルイカ160Lのやや張り感のある穂先で軽めなゼロテンションを保つと、アタリが明確に分かります。穂持ちのパワーもありノリ感もよく分かってお値段的にも使い勝手的にもこれからマルイカやってみたい方にオススメしたいなぁと思う竿ですよ。

潮変わりも後もダブルトリプル〜2回転3回転〜と1日でこうも違うか!!な嬉しいほうのイカあるあるを堪能し48杯の竿頭でフィニッシュ。

今シーズンはこのまま好調ロングランお願いしたいですね!

【タックル】
ロッド:
アルファソニックマルイカGZ 167XUL/160UL
Kaijinマルイカ 160L

リール:テイルウォーク バサルVT73L
仕掛け:PE0.8号 幹糸4号 枝間1m  6本スッテ
オモリ:60号

船宿:瀬戸丸(神奈川県三浦市 松輪江奈港)

レポート:フィールドスタッフ 柳沢テル

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、年は明けましたが、昨年の釣り納めレポートです。
毎年12月30日、自分は仲間たちと船を仕立てて釣り納めをします。
昨年は、葉山あぶずりの秀吉丸さんで「ヒラメ~アマダイリレー」を楽しんできました。

天気はまあまあ。三浦半島から日が昇ります。

最初はヒラメから。今回使用したのはKaijinライトヒラメ210/FSL。錘は60号(PE1.5号)。
リールはテイルウォーク・エランワイドパワー71BR。水深は30m台がメインなので手巻きにしました。
この葉山近辺では、外房同様に船で用意してくれる活きイワシを使えます。
最初は出船してわりとすぐの近場から。
なかなか根がきついところもあるので、孫針はシングルフックとして背中側にセット。根がきついところで、孫針をトリプルフックにして腹側にセットすると根掛かりが増えてやりにくいのです。
※エランワイドパワーの現行モデルは「エランワイドパワーⅡ」です

イワシ餌でのヒラメ釣りに初チャレンジのOさん、見事に初ヒラメ!
自分もキャッチ!
やったぜ! 良型オオモンハタ。これが美味しいんですよね~~

前半のヒラメ釣りの部では、船中でヒラメ10枚くらい、他にコチ、ハタとなかなかの好成績。
そして後半はアマダイへ。

リレーの後半はアマダイ。自分もちゃんと釣りましたよ! 47センチ!

アマダイタックルはアルファソニックLG82-185MHエランSWデンドー、PE1.5号で錘60号。自分の場合、アマダイ・テンビンタチウオ・タチウオテンヤ・イシダイ五目でアルファソニックLGを使っています。軽量のうえ短めのモデルなので操作性が良く、チタントップによる感度が最高。82調子ですが魚がかかると程よく曲がる。手前ミソですが非常に良いロッドです。大のお気に入り。


上の図が今回使用したアマダイ仕掛け。自分が作った図なのでヘタクソですみません・・・。
よ~く見ていただくと、ハリスの全長が250センチになっていることが分かると思います。
そして、テンビンと錘の間に50センチのラインがあります。

通常、相模湾アマダイの一般的な仕掛けは200センチです。その仕掛けで底を小突き、錘を1メートルほど上げるというのがセオリー。錘を上げる高さは、潮が早ければ50センチ(仕掛けが横にたなびくから)、緩ければ1.5m(仕掛けが垂れ下がるから)と高めにすることもある、といった感じで、特に潮の状況を意識して変えていきます。

今回、自分が上のような仕掛けにしたのは、ハリスが長い=自然な感じで餌が漂う=喰い渋りに効く、という考えです。しかし、長くした分、仕掛けが底に着いてしまいやすくなるため、錘の上に50センチのラインを付けて、通常の200センチ仕掛けと同じように扱えるようにしているわけです。
通常の200センチの仕掛けで、この仕組みを用いて錘の上のラインを100センチとすると、底を小突きつつ仕掛けは底よりも上のタナにしておくこともできます。ちなみに、自分はこの仕組みのことを「オモリに下駄を履かせる」と言っています。
理論的にはここのラインをもっと長くして「下駄を履かす」ことが可能ですが(=仕掛けを長くすることができる)、この仕組みは投入・取り込み時に多少の慣れが必要で「下駄」が高くなるほど扱いにくくなります。
自分はここ2年ほどこの仕組みを試してきていますが、アマダイの喰いがいい時は「下駄無し」で通常の200センチ仕掛けのほうが良いと思います。

この日は、後輩の居酒屋に釣った魚を持ち込んで忘年会。写真はヒラメのお造り。さすがプロが作ると違いますね!

今回、自分たちはヒラメ~アマダイリレーでしたが、今回お世話になった秀吉丸さんでは、乗合で「タイ五目&アマダイ」リレー船もやっています。タイ五目も、美味しい魚が色いろ釣れるので楽しいですよ。機会があれば、ぜひ行ってみてください。

【タックル】
ロッド① Kaijin ライトヒラメ210/FSL
ロッド② アルファソニックLG 82-185MH
ロッド③ Kaijin 落し込み 73-205 Light
※Kaijin 落し込み 73-205 Lightは、友人に使ってもらうために用意していきました。ヒラメとアマダイともに無理なくこなせていて、今回のリレーにとても良かったですよ!

釣り船:秀吉丸 (ひできちまる) 神奈川県 葉山あぶずり港

レポート:フィールドモニター 川添法臣

こんにちは、フィールドモニターの川添法臣(かわぞえ のりおみ)です。ようやく冬らしくなってきた2023年の師走。12月の解禁以来、型も釣果もイイ感じとのウワサを小耳に挟み、日立久慈港から出船しました。

今回持ち込んだのは「海人ライトヒラメ240/FSL」(画像左)と「HBヒラメ255」(画像右)。どちらもお気に入りのヒラメ専用竿ですが、「Kaijin ライトヒラメ」はその名の通りライトタックル(以下LT)用で、カーボンフルソリッドの竿身とチューブラーのバットセクションを持つワン&ハーフ仕様。

「HBヒラメ」はノーマルタックル向きですが、嘗ては“手持ちヒラメ”と呼ばれた、置き竿にしないテクニカルな釣りにも対応出来る機動力の高い仕様になっています。とは言えMPG(マグナムパワーグラス)の特性が光る置き竿の釣りにもフィットする器用な側面もあって、ヒラメ釣りではどこへ行くにも必ず船に持ち込む、私にとってはお守り的な存在になっています。

今回、メインで使ったのはコチラのKaijinライトヒラメ240/FSL。画像はLTでは中心的な60号錘を背負った縦流し(エンジン流し)での立ち姿。待ちの静止状態も攻めの積極的な働きかけも操作しやすく、アタリの見えやすい曲がりの調子が見て取れると思います。

では横流し(ドテラ流し)の場合はどうなるか。風を受けない側の釣り座で、道糸が船下へ入り込む“刈込(かいこみ)舷”の場合、私は錘を80号に付け替えることが殆どです。下の画像のように結構胴まで曲がり込みますが、バット(竿元部)にはまだまだ余裕はあります。

重い錘に付け替えるメリットは、仕掛けが反対舷に行きすぎるのを避け、オマツリを防ぐのと同時に、進行方向のポイントへいち早く入れることと、アタリが出しやすく、仕掛けが安定する道糸の角度を作ることが挙げられます。

この方法論で100号や120号の錘を付けないと対処しきれない場合、私はLTに固執せず、HBヒラメ255などのノーマルタックルに持ち換えるようにしています。

ところが、横流しにまだ慣れていない釣人と同船するケースがあるのも乗合い船では日常の出来事。ビギナーもベテランも誰しもが「LTは錘60号」と船長から指示されたことを遵守しているのですが、上記のような仕組みをご存じなかったり、仕掛けの着底が感知出来ず、刈込舷にあってもついつい道糸を送り出し続けてしまい、払い出しとなる反対舷の仕掛けとオマツリしてしまうといったトラブルが起こってしまうのを散見します。

──こんな場面に遭遇した時、みなさんはどうしていますか?

A:「オマツリさせんなよ!」と叱責してビギナーを萎縮させる

B:反対舷に行って着底の感知方法を教える、または錘の付け替えを説得する

C:状況を読んで、自分の釣り方を変える

何が正解かはみなさんにご判断頂くとして、私は「C」を実践しています。

風を受ける舷で、道糸が釣り座から離れて行くように流れる“払い出し”の場合、私は浮きやすい形状の60号錘、あるいは敢えて50号錘に付け替えます。

仕掛けが着底したら竿先を頭上に上げて仕掛けを1m程浮かし、そこからリールのクラッチを切って、ゆっくりと道糸を送り出します。すると、1.2〜1.5mほど道糸が出て着底します。竿を立てた構えでこれを繰り返していると、仕掛けは船縁から真正面に相当離れたところまで伸びて行きます。

そこまで流せば、仮に反対舷の釣人が道糸を出し過ぎたとしても、お互いの仕掛けが絡むことは激減する筈です。しかも道糸が長く出ることによって、波による船の上下の動きと仕掛けの間に広い角度が生じているぶん、例え波が高い日の浅場の釣場であっても、仕掛けが狙ったタナで安定し、アタリに繋がるメリットがあります。

この釣りを可能にするのは、LTのしかもある程度の長さがあるKaijinライトヒラメ240/FSLならでは。しかもカーボンソリッドのブランクが持つ目感度の高さが、道糸を長く出すことによって小さくなってしまう初期の魚信をつぶさに捉え、強靱なバットセクションと相まってストロークの長い確実なアワセを実現します。

この日は撮影しながらの取材だったので竿を出していられる時間は限られましたが、縦流し・刈込み・払い出しの全ての流しで釣果に恵まれることが出来ました。来年はKaijinライトヒラメ240/FSLを限界まで曲げてくれるようなお魚をお見せ出来るよう、頑張りたいと思います!

▼タックルデータ

タックル:Kaijin ライトヒラメ 240/FSL

リール:小型両軸リール
道糸:PE1.2号(300m)
先糸:フロロカーボン6号100cm
ハリス:フロロカーボン6号75cm
ハリ:伊勢尼13号/トリプル#8
ステイト:エステル3号50cm
オモリ:50〜80号

▼船宿:大貫丸 <https://oonukimaru.jp/>

レポート:フィールドスタッフ 二上あや

走水港の関義丸さんは、ビシアジで長年お世話になっていた船宿さんですが、来月から午前•午後船が無くなり、ショート船(7時15分〜13時)のみにに営業時間が変わるとの事で、最後の午前船に家族で釣りに出かけました。

7時15分出船し、15分程度でポイントへ到達。上からの棚取りで指示棚40メートル。本日は大潮。追加オモリ20号が配られ、130号ビシに20号を加え150号ビシを落としますが、なんと真横に仕掛けが落ちていきます。潮が早く、水が走るような様子から走水と言う地名が付いたと聞きますが、大潮は、更に潮早くやり辛い。

それでも棚下1メートルでコマセを振って、指示棚40メートルにピタリ合わせると、アタリ!!

無事、本命のアジ。

アジの活性は高いものの、激流といえるほど早い潮の為、みんなでお祭り騒ぎで、あたってもあたってもなかなか取り込みが難しい状況。

ロッドホルダーの位置をずらしたり、針数を減らしたりして、祭りを避けながらどうにか釣ってたのですが、9時を過ぎると潮がトロっと緩みます。やり易くはなったのですが、潮の緩みと共に魚の活性が落ちてしまいます。

トロ潮の時間には、反対弦でワラサ が、トモではオオニベが上がっています。

大型魚が幅を利かせて、アジがおとなしくなってたのかも知れません。

そこで、船長がポイントを移動。そこでは下からの棚取りに変わります。

指示棚は、下から3メートル。

海人ビシアジで、下から1メートルで1回コマセを振り、2メートルで2回コマセを振り、3メートルピッタリで待つ。

コマセを大きな幅で撒きたい時も、ほわっとしたソフトにコマセを撒きたい時も、どんな巻き方がその日合っているのか、海人ビシアジはどちらも思うようにコマセを撒く事が出来ます。コマセを撒きつつ、海中をイメージしていると、クンクンとアジのアタリ!!

型はやや落ちましたが、潮が朝より落ち着いて船下へ入る潮に変わり多点掛けも取り込め、数を追加出来ました。

気候の良い、秋のファミリーフィッシング、今後も楽しめそうです。

【釣行データー】
釣行日:2023年10月28日
釣り船:関義丸 (神奈川県横須賀市 走水港)
ロッド:海人ビシアジ170
リール:電動リール3000番

レポート:フィールドモニター 川野誠

先週末テンタチに久しぶり行ってきました。

釣友、呑友からテンタチ初心者に魅力を教えてあげて〜とリクエストをいただき、自分的にも行きたいタイミングだったので、どうせなら仲間で仕立ててワイワイ楽しく賑やかに釣ろうよと予約も完了、ナイスな餌イワシもゲット出来て気分上々〜。

電車組もアクセス良好な金沢漁港『蒲谷丸』へ。
出船1時間前に到着すると皆さんヤル気満々!!
出船までにエサ付けや、誘いのパターンなどをしっかりレクチャーして定刻にニーニー船長の舵で走水沖を目指します。

この日は大潮まわりで、昼前にソコリ(潮位が一番下がる)でショート船の午後1時沖上がりという予定。沖上がり前に上げ潮へと変わるタイミング。さてどうなりますやら。

朝イチは底反応で、天秤で釣っている仲間はポンポンと連チャンで天秤サイズを上げて行きますが、この日は海面のヨゴレや海藻ゴミの漂流が多く、船長もこまめに小移動してくれますがテンヤ組はなかなか顔を見れません。

しかし、2時間ほど経過した潮目のエリアで上ずる高反応に遭遇!!
左舷側はバリバリ連チャンモードで初心者の面々もメーターオーバーを突き上げご満悦♫

『テンヤ楽しい〜引きがダイレクトでドキドキ止まりません』

と嬉しすぎる感想。

それからもう1時間ほど経過して、潮が緩んだタイミングで今度は右舷側がラッシュに!
しかもサイズ良好。天秤はハリス切れ続出で、どうやらテンヤサイズの群れの到来。

自分も110,115,119cmと3連チャンでゴキゲンです。

どうも上げ潮になると食い渋りになるような日に当たる時が多いけど、この日は上げに変わってもノリノリ継続でラスト20分に本日最大の129cmのF7ゴン太なのまで・・・尻尾が切れてなかったらば〜。

この日以降も好釣果が続いてる東京湾タチウオ。またすぐにでも行きたいです!!

【タックル】

●ロッド
アルファソニックタチウオテンヤ175、190M(メイン)
Kaijinタチウオテンヤ 91-175H(サブ)

●リール:小型電動 
●ライン PE1.5号
●テンヤ 40/50号

釣り船 蒲谷丸(かばやまる) 神奈川県横浜市 金沢漁港