レポート:アルファタックルスタッフ 島浦慎吾

今回は4月恒例の「ライトアジ」!

「金沢八景 一之瀬丸」さんに行ってきました!
今回の釣行会は4月に入社した新入社員をはじめ、船釣り経験の少ない女性スタッフも参加です!

参加者の中には船釣り初心者も多く、2年目以降の若手スタッフが毎月の釣行などで培ってきた知識を伝授し、みんなでワイワイ楽しくアジ釣りを学んできました。

しかし、今回はあいにくの天気不良…
朝から雨が降り続き、先が思いやられる状況ですが東京湾の美味しいアジを求めてみんなやる気満々です!!

出船から15分ほどの八景沖のポイントに着きスタート!
仕掛けの説明やエサの付け方などを先輩社員がレクチャーし、コマセを撒いてアジを寄せます!
水深25m程で船長の指示棚は底から3m!
なんとコマセを撒いてすぐ一投目からあたりが!!

船釣りは初めてのSさんにヒット!

今日はかなり活性が高そうです♪
続けざまにこれまた釣行会初参戦のYさんにもヒット!

Yさんも初の船釣りでしたが早々に東京湾の黄金アジをキャッチ!
コマセが順調に効き始め、一匹、二匹と多点掛けができるように!

全スタッフが一通りアジをキャッチしたところで先輩社員より多点掛けのコツをレクチャー。
一匹かけた後にバラさない様に注意しつつ棚を探り二匹目のアタリを待ち、重くなったら巻き上げます。

その先輩のアドバイス受け、4月入社の新人スタッフO君も多点掛け成功!!

初心者、経験者含めみんな着実に数を伸ばしていきます。
お土産を確保したところでサイズアップを目指して少しポイント移動!
今度は打って変わってアタリが遠のく状況に…先輩社員を含め中々うまく咬みあいません。

ここで、ずっと釣れ続けている釣行会のリーダーのスタッフKがライン引き釣法をレクチャー。
ライン釣法とは、縦方向にコマセの煙幕を作り、そこに仕掛けを同調させる新しい釣法。効率よくアジを釣ることができます。

ライン釣法のレクチャーを受けたスタッフT君も渋い時間にもキャッチ!

時合いが来たのか少しサイズのいいアジもポツポツ釣れるように!

雨が強くなり、みんな満足するまで釣ったところで早めの撤収です。
オールシーズンできて、簡単で手軽なライトアジ!🐟
船釣りデビューにはもってこいの釣り物です!
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!!🎣

【今回お世話になった船宿】

金沢八景:一之瀬丸さん(神奈川県横浜市)
都心からのアクセスも良く、東京湾の四季折々の釣り物を楽しませてくれます。また、初心者にも親切・丁寧に釣り方を教えてくれる船宿です。これからの時期はアジはもちろんのこと、タチウオ、キス、夜メバルなど様々な釣り物に対応してくれます。

【今回使用したタックル】

●21 SHIBUKI  R200
MPG100%ブランクスを使用し、MPGならではの復元力で不意の大物にも対応出来るライトゲームロッドです。また、スパイラルガイドを搭載しロッドのねじれを防ぐと共に糸がらみ軽減にも貢献する仕様となっております。また、魚の引きにロッドがしっかり追従してくれるのでアジの口切れも少なく釣果に大きく貢献しました! シブキのF190もお薦めです。

ライトゲームFT 64-195M、73-190ML、73-190M
優れた汎用性をもつライトゲームシリーズ。最初の1本目に相応しく、クセのないオールマイティーな7:3調子。コマセ釣りの際に海中の釣針が安定し易く、違和感少なく魚に口を使わせることが可能なオートマチック性能を目的とする6:4調子。オレンジ色の穂先を採用し、アジの繊細なアタリも取ることができるコストパフォーマンスに優れたアイテム。

ライトアジFT 175M
40号ビシに設定される東京湾のライトアジからライトコマセ用。しっかりコマセを振ることの出来るバットセクションと、しなやかな穂先の絶妙なバランス設定。掌にフィットする扁平形状と、自由度が高いスモールトリガーを設定。テクニカルな釣りで効果を発揮するオリジナルリールシート「CS45-T」を採用。

ディーノ船 150PH/DH(R・L) 
カワハギ・カレイ・アジ・マルイカ等の船小物から、タイラバ・ボートシーバス・ライトジギング等のライトソルトルアーに至る様々な湾内の釣りを広くカバー。手中に収まる小型フォルムとマグネットブレーキによるワンランク上の安定した手返しが可能。ダブルハンドル/パワーハンドルの2タイプ。

●お薦めフィッシュグリップ!
一番下の写真をはじめ、3枚の写真でアジを挟んでいるフィッシュグリップ。テイルウォークのガブリルという製品ですが、これがイチオシ!
アジは意外とヒレが鋭く、手でつかむと刺さったりします。また、ヌメヌメとつかみにくい。そこで欲しくなるのが魚をはさむ「フィッシュグリップ」。リリースする魚には使わないほうがいいのですが、アジのように食べてしまう魚なら、フィッシュグリップでガッチリはさむほうが良いです。また、タチウオやサワラのように歯が鋭い魚を安全につかむのにも重宝します。ルアーに限らず、海の釣りでは必ず持っていたほうがいいですよ!


アルファタックル・フィールドスタッフの柳沢テルです。
今回は、初めてのマルイカ釣りをサポートしてきましたよ~。

お世話になったのは神奈川県の三浦半島、小網代港の翔太丸さん。
過去、マルイカロッドのテストや動画撮影で何回もお世話になってきました。もちろんプライベートの釣りでも遊ばせてもらってます。

今回、自分がサポートするのは愛子ちゃん&サトルくん。
実は、愛子ちゃんは自分の従弟の娘(これって呼び方がないんですよね)。魚と釣りが大好きで大学も水産系、少し前まで水族館勤務~今は三浦半島の漁協で働いています。
普通、水深100mを超えるような時期のマルイカ釣りに初めての人は連れてこないのですが、愛子ちゃんたってのお願いもあってチャレンジ!

そしたら、なんとビックリ一投目から掛けました!

バラすこともなく記念すべき初マルイカをキャッチ。一投目で釣っちゃうなんてスゴイわ・・・

てな感じで順調な滑り出しでしたが、もちろん釣りを始める前にしっかりレクチャーしました。
せっかくなので、自分が初めての人にマルイカを教えるとき、どうするかを書いてみますね。
初心者の方だけでなく、マルイカ釣りを教える機会がある人はじっくりと読んでください。

【まず釣り座のセッティングから】
自分の場合は、投入機は右巻きの人は右に置かせます。右でリールを巻く人は左手でロッドを握るので、左側にロッドを置くと取り込み時の動作がスムーズになるからです。ただし、本来、船釣りでは竿先への糸絡みや仕掛けの手前マツリを防ぐため、ロッドを風上側(船のミヨシ側)に置くのが基本です。マルイカでは、自分は手巻きリールを使うので、取り込み時のスムーズな動作を重視することと、竿が短いので糸が穂先に絡んでいてもすぐに直せるので、マルイカ釣りの場合のみ、そうセッティングします。
そして、上の写真では手前の投入機とロッドホルダーの間にグレーの板のようなものがありますが、これはパンチカーペットを細長く切ったマット。取り込みのときにスッテを引っ掛けると楽なのです。これがないといちいち投入機にスッテを入れないといけないのですが、カーペットにスッテを引っ掛けることで手間を省きます。ただし、あとでスッテを投入機に入れ直すことは忘れずに。


【釣りの動作】太字は大事なところですよ!
①投入は船長の合図があったら即座に! これは鉄則です。投入が遅いと既にイカは通り過ぎてます。
②仕掛けを落としている時は、ラインが出ていく方向にロッドを向けて、できるだけ抵抗がかからないようにする。ラインが素直に真下に落ちていくなら、ロッドはほとんど逆さにするくらい。ラインが斜めに出ていくなら、穂先をそちらに向けてロッドとラインが一直線になるように
③着底したら、即座にリールを2~3回巻いて底を切る。このとき、基本的にはロッドは下向きになっているので、底に着いたらロッドを水平まで戻しながらリールを2~3回巻くとだいたい1mくらいは底を切ることになります。
④底を切ったら、できるだけロッドをピタリと止める(ロッドはほぼ水平に近い状態)。このタイミングが最もアタリが出やすい。ロッドをピタリと止めていないとアタリが分からない。ロッドを止めるまでをいかに早くするかが重要。
⑤アタリが無ければ、いわゆる「叩き」を行って誘い、再びロッドをピタリと止める。この時も、できるだけ「ピタリ」と止めることが重要。
⑥叩きを4~5回やってもアタリが無ければ、10mくらい巻き上げて、再び落とす。これがいわゆる「巻き落とし」。だいたい、リールのハンドルを20回くらい回せば10mくらい上がります。あとは叩く、止める、巻き落とすの繰り返し。

とここまでが誘いです。

サトルくんは、ちょっと苦労しましたが初マルイカキャッチ!
1パイ目まで時間がかかってしまったのは、WBC中継で気を取られていたから(笑)

二人ともキャッチする場面も。もう出き過ぎっていうくらい。先生冥利に尽きます。

ご褒美に? 船上マルイカ料理を食べさせてあげました。
マルイカユッケ(右の皿)と、ゴマ油&塩に漬けて食べるだけの超簡単料理。しかし、これが美味いのです! ま、ご褒美というか、遊びの釣りの時はよほどの悪天でない限り、いつも食べてますけどねw

2時間もすると、二人とも既に何回もマルイカ釣りをしたかのように慣れてきました。
ちなみに仕掛けは上だけ直結+下4本が直ブラ(オモリは50号)。取り込み時には、上のスッテにイカが掛かっていた時は必ず上のスッテだけは水面から上に出すように、下の4つに掛かっていたらマットにスッテを掛けて落ち着いて取り込むように、とだけ教えました。

自分は、マルイカ釣りに限らず、人に釣りを教えるときはなるべく難しくなく、最初は必要最小限のことだけ教えます。最初に教えたことが出来たらもう一つ次のステップを教えます。だいたいできるようになったら、何かあったときだけアドバイスします。今回、後半に教えたのは投入機にはきちんとスッテを入れるように、とだけ。投入時にトラブルを起こしていたので、良く見たらスッテ間のラインが投入機の外に出ていて、投入時にスッテがそれを拾って手前マツリしていたのです。スッテ間のラインがちょっと飛び出ているようなら、投入機をガコガコと揺らせばたいていはきれいに収まります。

今回はプライベートの釣りで、なおちんも一緒。
自分が教えている間、着々と昼ご飯用のマルイカを釣ってくれましたww

今回、前半は釣りをせず、つきっきりでレクチャー。普段はそこまでやらないのですが、やはりこの時期のマルイカは水深も深く(この日はだいたい90~100m)、難しいからです。昼ごはんのイカ料理のあとはもちろんしっかり釣りしましたよ~

さすがなおちん。後半にラッシュをかけて25ハイで竿頭。この厳しいシーズンにこれくらい釣ると満足感ありますよね。

今回、なおちんがメインで使用したロッドはアルファソニックマルイカ148MH。昨年秋に発売したNEWモデル アルファソニックマルイカGZ 160ULと使い分けています。水深が深くアタリが小さい今の時期は、短いためにアタリが見やすく感度も高いチタントップの148MHを多用するそうです。彼女は、基本的には宙の釣りがメイン。ゼロテン有利と思われがちな昨今ですが、宙の釣りが有利な場面も少なくありません。水深が深く潮の流れがあるときは、ゼロテンだと途中のラインがわずかに弛みがちになり、アタリが出にくくなる時があります。この日の後半もそうでした。
なおちん流ロッドの使い分けなど、機会があったら聞いてみてください。


で、この日、初めてマルイカ釣りをした愛子ちゃんは、最終的にはなんと9杯。この時期に初めてでツ抜け目前というのはかなり素晴らしいことだとマルイカ釣りをしている人には分かってもらえますよね。
先生の自分も嬉しかったです!

あ。最後にビギナーさんのためのロッドチョイスについて。自分は、初めての人には宙釣りから教えるのですが、最近は最初からゼロテンでという人も多くなってきたので、宙・ゼロテンともにご紹介します。どれを選ぶかは下に書いてあることを参考にしてください。

アルファソニックマルイカ 148MH
基本的には宙釣りモデル。しっかりしたタタキの誘いがしやすい。なおちんのように宙釣りエキスパートを目指すなら、これ。宙釣りのための最初の1本であり、そのままずっと使えます。

アルファソニックマルイカ 145UL
オールラウンダーモデルの名作150ULの後継機種で、150ULのグリップエンドを5センチ短くして操作性をアップしたモデル。ゼロテン、宙釣りともにこなし、穂先の曲がる部分が長いのでバラシにくいモデルとも言える。最初は宙釣りから始めるとしても、そのうちにゼロテンもやりたい、という人にお薦め。

アルファソニックマルイカGZ 160UL
ここに挙げる3つのモデルの中では、ロッドが長めのため、最もゼロテンがしやすい。もちろん宙の釣りもこなす。最初からゼロテンをやる、という人にイチオシ。

オマケ:ビギナーの皆さんへのお薦めリール
アルファタックル DINO(ディーノ)船 150DH/R(右巻き) 150DH/L(左巻き)
価格が安いのに(税抜定価8,000円)、落下がスムーズで早い。ラインキャパシティは1号300mで、一般的にはマルイカには少し多いと思うでしょうが、これは何か大きなトラブルがあっても問題なく釣りを続けられるキャパシティ。ギア比は7.3:1で、自分はこれくらいのギア比が最もマルイカ向きだと思います。さらに、DH=ダブルハンドルで細かいことがしやすく、アームは100㎜で巻き取り楽々なんです。

マルイカ釣りは、たしかに簡単な釣りではありません。しかし、上に書いたような基本的なことがきちんとできれば、愛子ちゃんのようにちゃんと釣れるのです。マルイカは当たり年かも?と言われる今年の関東マルイカ、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

レポート:フィールドモニター 川野 誠

昨シーズンは大方の期待も虚しくちょろっとな釣れ方だけで終わってしまったマルイカ。
今シーズンは沖のイカも厳しい展開でも早々にスタートした葉山沖のマルイカが予想をはるかに超える好調♫
いよいよ剣崎も始まるよ〜との連絡をうけて瀬戸丸さんから開幕戦に行ってきました。

今回のメインロッドはアルファソニックマルイカ145UL

まだ探索しながらの展開だから良くて5杯を目標にして5名で出船。
小一時間ほどで『はい、やってみましょう93m』一投目はどんな釣り物でもワクワクが止まりませんよね〜と60号オモリが着底しタタキを入れ1年ぶりの穂先に全集中いきなりブワブワ〜
空上げを予想してたのに重くて嬉しい悲鳴なんぞを(笑)

案の定ダブルで🦑🦑それもサイズ良好♫
マルイカ大好物な息子の笑顔がチラつきました〜🤗
朝の流しだけでダブル、シングル、ダブルと目標到達!!

最初から思わぬ好調!

その後も同じような水深を攻めながらポイントを転々としてくれるシンゴ船長だけど『反応ショボいわ、ハモノがまわりにウジャウジャだし、潮がカッ飛んできちゃって〜』でなかなかの長めクルージングも続く展開。

こんなかわいいサイズもいますが・・・
平均的にはサイズはまあまあ

しかし昼過ぎに潮変わりと共にまたノリが良くなってお上手な営業マルイカに癒され沖あがり。ゼロな初心者さんも居た中でトップの14杯を獲らせてもらって大満足の開幕戦でした。

わ~い。竿頭までとっちゃった

もちろん、ちびマル子ちゃんも居るけど弁慶っぽい良型のまで乗るのでこのまま次々と新群れが入ってきて浅くなり(この日の水深93m〜79m)、夏までロングランを期待したいですね〜♫

【タックルデーター】
竿:アルファソニックマルイカ145UL(メイン)
  アルファソニックマルイカ158XUL(サブ)
リール:テイルウォーク バサルVT73L

仕掛け:PE0.8号、幹糸フロロ4号、
スッテ6本自作枝間1.2m(直結4直ブラ2)/スッテ5本自作枝間1m(直結4直ブラ1)
オモリ 60号

釣り船:瀬戸丸(神奈川県三浦市 松輪江奈港)