About "MPG" / MPGについて


MPGの超次元フィーリング

カーボン3倍以上の素材伸率による靭性とロッド素材中最大の引張強度で手に入れた、カーボン繊維を大きく超える弾かず、跳ねない、しなやかで気持ち良い曲り。
何処まで絞り続けても、したたかに粘る耐久性。
いかなる場面であろうとも、変わる事なきトルクフル。
ロッドを構えているだけで魚が勝手に浮いて来る、ただのムク竿には不可能な軽さと復元力。
卓越機能と潜在能力が生み出す安心感と余裕は他素材では決して味わえないオモシロさ、楽しさ、キモチヨサへと釣師を誘う。
ビッグターゲットは言うに及ばず、ライトゲームでもその真価は余す事無く発揮される。
これぞMPG。マグナムパワーグラスの真骨頂。

体感したか。
手に入れた者のみが知るMPGの超次元フィーリング。


理想のMPGロッドを提案し続ける開発の夢を、実際の釣竿に形作るのは技術者たちの仕事。

MPG創世記から2014年まで30年近く製作現場を見守り続けた故・金井恒晴氏と、全くアタラシイ「デッキスティック」の3Dブランク開発を手掛けた若き技術者三井勇貴氏の二人が「技術の目」からMPGロッドを語る。


技術者からの"MPG"ロッド

金井「もう30年近く前の事。軍事や宇宙関連などに使われる高強度、高弾性で軽量の特殊なグラスファイバーがあるという情報をキャッチした。これで釣竿を造れば、ただのグラスとは一線を画する高機能の竿が出来ると確信したんだが、釣竿用としては初めての試みなので手に入れるまでが一苦労だった。何とかクロスが織り上がり、よし、やるぞとなった所で小野垣君達が勝浦でヒラマサを釣る竿が欲しい、と。その竿が日本記録のヒラマサを獲ったと聞いて、嬉しかったよ。昨日の事の様だ。」

三井「そこから全てが始まった、訳ですね。MPGロッドは全てチューブラー構造で、エポキシ樹脂を含浸させたクロスをテーパーの付いたマンドレル(芯金)に巻き付けて形成してから窯で焼き上げ、芯金を引き抜くわけですが、MPGは素材特性で普通のグラスファイバーよりも芯金に巻く事からして難しい。特にULTRAは細い芯金に高圧力を掛けて超厚巻するので均等に圧力を掛けるのが難題でした。焼き上がった素材の断面が波打っている様ではNG。試作はもちろんですが、量産で品質を安定させるのに苦労しました。」

金井「ULTRAは特に素材が曲がり易いからね。ウネリが出たり。マンドレルを選んで、クロスのカットパターンを決めて…でも、計算通りに造ったつもりでも、焼き上がった素材がOKとは限らない。熟練した手腕が必要なんだ。ULTRAに限らずチューブラーロッドは調子を造るのも難しい。削るだけで調子が出るムクとは違うから。」

三井「最近では3Dに苦戦しました。異なる特性の3素材を継目なしのワンピースに形成して、しかも各素材の長所だけを出せ、ですから。開発は想い描いた理想を口にするけれど、技術的には難しい部分が多い。でも、アルファタックルのスローガンは【異端と独創】。不可能を可能にしてゆくのが私達の役目であり、技術者としての意地でもあります。」

金井「素材が出来たら表面研磨から塗装して組み上げる。ガイドを巻き、ブレーディングを施し、表面が平滑になるまで幾度も重ね塗りをする。熟練の職人が一本ずつ丹精込めた、手造りでね。ここはオートメーション化できない部分なんだ。何れにせよ、一番大事なことはこの竿で釣ると面白いぞ、気分が良いぞ、と喜んでもらえる物を造るんだ、という想いだな。これはMPGに出逢った時からずっと変わらない。開発とも共通する部分だがね。これからは君達若い技術者が釣人を驚かし、夢を叶えるMPGロッドを造り続けなくちゃいけない。私もまだまだ頑張るがね。」

三井「そうですね。開発と切磋琢磨して皆さんに喜んで頂ける新時代のMPGロッド製作に邁進します。どうかご期待下さい。」


MPGができるまで

1. 綿密な計算の下、アクション、強度、クロスパターンを設定。

2. MPG繊維を織り上げたクロスがMPGロッドの原料。

3. 様々なテーパーの芯金からマッチする物を選択。新規製作の場合も。

4. 図面パターンに合わせてクロスをカット。

5. ローリングマシンで均一な圧力を掛けつつ、芯金にクロスを巻き付ける。

6. ロッド原型が形成。窯で焼きあげ、芯金を抜き取りブランクが完成。

7. 焼き上がったブランクが設計通りかチェック。OKが出るまで試作を繰り返す。

8. OKブランクは量産~塗装を施し、組立工程へ。

9. 糸巻やガイド組付は全て熟練した職人が手作業で行う。

10. 最後にエポキシ樹脂を幾重にも塗り重ね、職人達の魂を封じ込める。